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現時点では、ノービザ入国は完全にムリ、です
ノービザ入国再開時期は、全く未定です
政府、観光庁での議論の様子は全く報道もされていませんので、新型コロナ前のように、日本人ならノービザで、パスポートだけあれば簡単にタイ入国できた状態にいつ戻るのかは、全く未定です。
あくまで現時点(2020年10月7日時点)での個人的予想ですが、2020年中はまずムリで、2021年の上半期も厳しいのでは、と予想しています。
特別観光ビザというビザが新設されました⇒でも日本人は対象外?
第一弾は中国人の団体観光客が対象、他にはオーストラリアやニュージーランドからの観光客を想定しています。
入国後、14日間は指定ホテルに滞在。自由に外出はできません。
14日経過して感染がなければ、その後はある程度自由になる、というものですが、日本人が対象になっている、と言う事は報道では確認できていません。
最長270日(9ヶ月)滞在可能ですが、日本人の多くは数日程度の滞在ですから、そもそも、日本人をターゲットにしているようには思えませんね。
現時点でタイに入国しているのは、どのような人たちか?
労働許可証(ワークパーミット)保有者(取得者)で、タイで労働する人
タイの会社に勤めている人以外でも、日本からの出張で、数か月とか半年といった期間、タイ国内のプロジェクトに従事する日本人が8月以降、目に付くようになってきました。
ちなみに、2020年の日本人のタイ入国者数の推移ですが、次第に増えてきたのがわかります(とはいえ、ビザ無しで入国できた2月までとは全く違いますが、、、)。
1月 162,817人
2月 140,602人
3月 29,645人
4月 649人
5月 627人
6月 717人
7月 1,051人
8月 1,656人
9月 2,680人
タイ入国までの手順、手続きは、こんな感じです
1)東京のタイ大使館に VISA申請
2)翌営業日にVISA 受領、隔離滞在用ホテル予約完了
3)保険証書入手(1千万円相当以上の保険加入義務有り)
4)COE 入国許可証の申請
5)COE 受領(メールで受領)⇒印刷する
6)日本の病院でPCR検査、FIT TO FLY(搭乗可能な)証明作成
7)病院でPCR陰性証明書受領
8)日本⇒タイ⇒ASQ( 隔離)ホテルに14日間滞在
このように、会社の費用サポートがある人なら大丈夫でしょうが、数日の観光のために、この手順を受け入れる人は、そうそう、いないでしょうね。
バンコクのホテル滞在だけで、安いところでも15万円以上はかかりますからね。
ちなみに、知り合いで、数人、バンコクのホテルで14日間の隔離生活をした方から話しを聞きましたが、14日間、飲酒喫煙不可はきつかったが、それ以外は割と快適でした、との事でした。
なお、今後、ホテル隔離などの制限を緩和する案を検討することはタイ当局より発表されましたが、具体的な内容と時期については未定です。
僕を含め、タイの労働許可証を持っている日本人の多くが望んでいるのが、この緩和でして、これが実現すれば、日本に一時帰国したいと思っています(すでに、3月から7カ月、タイに居て、帰国していませんので、、、)
タイランドエリート保有者(取得者)
2020年9月より、タイランドエリート保有者のタイ入国も認められました。
入国手続きの詳細は公開されていませんが、労働許可証保有者より難しいということはないと予想します。
タイランドエリートの特典
- 5年マルチプルビザの受給
- 入出国時国際空港VIP待遇
- 入出国時無料リムジン送迎(メンバー種別による)
- 銀行口座の開設
- その他各種の特典
上記の特典付き期間限定ビザを、約170万円(50万バーツ)で買う、ということです。
ロングステイビザ(リタイアメントビザ)
50歳以上だと申請できるロングステイビザも入国が認められるようになった、との情報がありますが、一部報道されていたのみ、です。
以上の様に、いずれにしても、ビザは必要ですので、コロナ前に多数あった、ビザ無しで数日間の出張や観光で来ていた日本人、外国人は全く入国できていない、ということになります。
今後は?⇒コロナ前のような元には戻らない、と考えておくのが妥当かも
ワクチン接種済の証明や陰性証明プラス 何らかのビザが必要とされる状況が続く可能性が高いです
今後、予想していない程、劇的なコロナ対策が導入されたら別ですが、コロナ前のように、ノービザで、パスポートだけでタイに入国できるのは、相当先(2022年以降?)でしょうね。
観光客の最優先カテゴリーには、日本は入らない可能性
中国、ニュージ―ランド、オーストラリアが第一グループですね。
日本は感染対策がゆるい、という印象を持っています。
(自粛という概念が日本以外にはありません。)
感染が再拡大しているヨーロッパについても、報道では全く聞こえてきません。
いわゆるバックパッカ―のカテゴリーは歓迎しない
特別観光ビザでタイ滞在中、ひとりあたりの消費額の想定が約300万円です。
新型コロナ前から、すでに見えていましたが、タイ政府が歓迎している観光客は、いわゆる富裕層でお金を沢山使ってくれる外国人です。
従来、バックパッカ―で有名でしたが、正直言って、歓迎はしていなかった政府の姿勢が、新型コロナによりさらに鮮明になりそうです。
海外ノマドワーカーのあり方も変わるかもしれませんね
ノービザで各国を転々と、というのは相当厳しい
どこか1カ国(タイなど)でビザを取り拠点とした上で、その国内で移動生活という可能性を想像しています。
その点、タイは北部の山が多いエリアと南部のビ―チエリアなど、バラエティに富んでいるので、飽きは来ないですね。
バンコク5万円生活、みたいなライフスタイルのために、日本から来るのは、今後数年は厳しいと予想します。
タイ、バンコクに暮らしている身としての感想⇒かなり快適です
日本に一時帰国が出来ない(面倒なのであきらめている)以外は、コロナを封じ込めているタイでは安心して暮らせています。
治安も悪化していないし、今後、長期滞在希望の外国人が増えそうだなあ、と予想しています。
東南アジアの中でも、すでに治安の悪化が聞こえてきている国もありますが、僕の自宅の近くのベンツのディーラーの店頭では、食パンなどが格安で無人販売されていて、お金ない人はタダでもいいですよ、という感じです。
それでも、いつ見ても、在庫はあります。
食べ物に困って、餓えている所まで深刻でないのが、タイです。
平和です。