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当分は住まないけど、タイ、マレーシア、フィリピンでおすすめのビザとその理由
現地滞在無しで取りたい⇒タイランドエリート
※2020年8月19日から、タイランドエリート保有者の入国が許可されました
日々忙しくて、日本から長期の渡航は厳しいし、出来るだけ簡単に取りたい、というのであれば、圧倒的にタイランドエリートですね。
私の知人にも保有している人が多いですが、かなり満足度が高いですね。
・入会申請はEメールで完結←圧倒的メリット
・ビザの受け取りは、スワンナプーム空港到着時でオッケー
・最安値は、50万バーツで5年の、「エリートイージーアクセス」
・タイの銀行口座開設ができる
・空港利用時、ゲート⇒入国審査⇒税関⇒リムジンまで、スタッフがアテンドしてくれる(出国時は逆の流れ)
・リムジン 年間24回まで無料(片道80KMまでなので、バンコク市内なら余裕です)
・ゴルフ、マッサージ、レストランなど優待割引
2020年8月19日より、タイランドエリート保有者の入国が認められるようになった、というのも強みです。
ワークパーミット保有者の次に入国が認められる対象ということですから。
個人的には、お金に余裕があって、冬の時期のコロナが怖いと感じる日本人の中には、タイランドエリートを取得して、タイにプチ移住を考える人が出てもおかしくないなあ、と思っています。
1千万円以上の余裕資金ある⇒MM2H
※2020年8月時点、新規受け付けは停止しています。再開未定。
お子さんの教育(英語教育)のための移住は、自分の周りの人たちはほとんどマレーシアですね。
申請時に、最低50万リンギット(約1350万円)の財産証明と月額1万リンギット(約27万円)の収入証明が必要ですが、私の見て来た感じでは、この位の貯金と収入があるから、お子さんの海外教育を考える、というところです。
マレーシアへの渡航は必要です
書類審査承認後、マレーシアで残りの手続きが必要となります。
手数料、代行業者サポート量合計で約25万円
マレーシア政府への手数料(実費):約54000円(2000リンギット)
日本人向け代行業者への手数料:約20万円
費用面では、タイランドエリートは約170万円(5年間)、払いっぱなしで返金ありませんので、MM2Hの方が安いですね。
ただし、その分、普通の外国のビザ、というか、手間はそれなりにかかります。
1ヵ月以上、現地滞在も大丈夫。できるだけ、安い費用でビザを取りたい⇒SRRV
※2020年8月時点、新規受け付けは実質停止中(所管するPRA フィリピン退職庁はじめ、行政機関が平常時のような稼働にはなっていません)。
また、SRRV保有者であっても、配偶者がフィリピン人でない場合、入国不可(つまり、ビザ効力が停止)の状態です。
35歳以上であれば、取得条件が厳しくない
SRRV :Special Resident Retirees Visa の略です。
僕自身、2014年に取得しました(取得時の体験談は、後で書きますね)。
いくつかのタイプがありますが、一番シンプルでコストも少ないのが、
SRRV SMILE
ですね。
SRRV SMILE 概要
35歳以上が申請可能
デポジット:20000米ドル(フィリピンの銀行に海外から送金、解約後、返金される)
申請費用:1400米ドル
代行業者への手数料:20万円程度(自力でやれば、不要ですが、フィリピン慣れしていない方は業者さんに頼んだ方が簡単です)
他に、CLASSICと言って、預託金は50000ドルに上がるけど、投資転用(コンドミニアム購入など)出来る、というものもありますが、これは、”本当に“フィリピンに長期で住むのを決めてからにした方がいいです。
コンドミニアムを担保設定するわけですが、フィリピンにいない状態で諸手続きをやるのは、慣れるまで大変ですので、、、
紹介されている以外のビザはどうなの?
フィリピンのクオ―タビザ
今回の新型コロナで、SRRVよりも早い段階で入国許可が出ました。その点、強いビザ、と言えますね。
一方、年間50名程度しか取得できず、代理店に頼らないと、ほぼ取得は不可。
150万円から200万円くらいのサポート料金をなんとも思わない方には良いかもですが、狭き門ですね。
なお、サポート料金はSRRV のようなデポジットではないので、一切戻りません。
知人で、日本にいながら、最近、年次更新をリモートで完了させた方がいますが、この方は英語が流暢ですし現地にも精通しているので可能でしたが、大部分の方には難しいです。
さらに他のフィリピンのビザ
地方自治体(PEZA指定などの経済特区)の投資案件とセットになっているものがありますが、良くわかりません。
これから実績が積み上がれば良いかも、ですね。
ビザの取得と取得後のルールは頻繁に変わります
30日の滞在期限ぎりぎりだった、僕のSRRV取得
僕の取得年は2014年秋でしたが、サポート依頼した代行業者からは、3週間で取得できるから、ビザなしの滞在期間内(30日)で終わります、という事だったので、PRAでの面談やクリニックでの健康診断が終わってからは、フィリピン国内を旅しました(セブ、ボラカイ、ダバオ、アンへレスなど)。
ビザが発給されるまでは、フィリピンから出国できず、万が一、出国した場合、ビザの手続きも取り消される、という説明でした。
自分の場合、出国便というか、滞在許可日数ギリギリのタイミングでSRRVが発給されたので、やれやれ、でしたが(とはいえ、当初の受け取り予定日に、PRAの責任者が休みでサインもらえなくて、進んでいない、と報告受けた時には失神しそうになりましたが、、、)、僕の後で(2015年から2016年)申請した人の中には、30日以内にSRRVが発給されず、結局、取得をギブアップしたケースもありました。
ビザ無し期間(30日)でSRRV発給されず、断念した人も
これ、日本では考えられないのですが、タイ、マレーシア、フィリピンの中で、お役所仕事が最も遅く、利用者目線でないのがフィリピンです。
せっかく30日待っていたのに、SRRVが発給されず、それでは観光ビザを取得して、SRRV 発給まで待とうか、とも思ったそうですが、それよりも、もう既に、フィリピンのお役所仕事ぶりにすっかり嫌気がさして、もうフィリピンには来たくない、と言ってましたね。
皮肉みたいになりますが、結果論としては良かったかも、ですが、これがフィリピンの実態です。
SRRVの毎年の更新が面倒(Performance Bond )
SRRV SMILE スマイルであれば、簡単で、年度更新料の360ドルを支払えば新しいSRRVカードが発行されて、フィリピン渡航も不要なのですが、SRRV CLASSIC で、ある条件に該当する方は面倒。
クラシックの人の場合、PERFORMANCE BONDという、超複雑な仕組みがあり、更新サポート出来る業者が極めて少数でした。
ビザについてサポートしている業者(かなり精通されている)の方に聞いたのですが、面倒過ぎるので、割に合わないから、SRRV のPERFORMANCE BONDのサポートは受けない、と言っていた位です。
一応、ご参考までに書きますと、
・セブ、マクタンのコンドミニアム、8NEWTOWN BOULVARDのプレビルド販売時、PRAと提携して、現金デポジットなくても、コンドミニアム購入すれば、あとは手数料だけ払えば、SRRV CLASSICに加入できる、というスキームがあった
(他のコンドミニアムでも同様スキームがあった様です)
・50人以上の日本人がこのスキームに乗って、SRRV取得
・プレビルドなので、まだ権利証(CCT)も出ておらず、代わりにPERFORMANCE BONDという保険証券のようなものを保険代理店で毎年発行してもらう
・発行されたPERFORMANCE BONDをデベロッパー(メガワールド)のPRA担当部署に持込、サインしてもらう
・サイン済みPERFORMANCE BONDをPRAに持参し、更新手続き
これ、僕自身が、2017年から2019年にかけて、フィリピンの不動産会社で働いていた時、この業務をやっていたのですが、覚えるまでは大変でした、、、
何せ、お客様自身、この仕組みを知らない方が大部分でしたので、僕は販売会社ではないのに、イチから説明したものです、、、
僕がこの業務を引き継ぐ前、半年以上放置されていたSRRV保有者の方がいて、更新ができないから入国もできない、と困っている話しを聞いたりもしました。
タイ 教育ビザの発給が急激に厳しくなった
現在、いわゆる語学学校への留学名目では極めて厳しいです。
以前は、週に数回だけ通えばオッケーという、ゆるい学校がいくつもあったのですが、最近ではすっかり厳しくなりました。
(参考)僕のタイ、ビジネスビザ取得体験談
今まで、2つの会社でビジネスビザを取得しましたが、昨年(2019年)取得した新しい方の情報をお伝えします。
手順は、
1)一度タイ国外に出て、観光ビザを取得する
最近の主流は、ラオス、ヴィエンチャンで僕自身もそうしました。
行きはバンコクから夜行のVIPバスで9時間。
思ったより快適でした。
ヴィエンチャンについたら、初日にビザの申請、翌日に受け取り、が最短スケジュールなので、最低1泊はします。
すごくのどかな、一国の首都です。
2)観光ビザで滞在し、会社を通じてビジネスビザ取得
会社の営業報告とか、色々な書類がありますが、それは代行業者と会社の総務担当者が用意してくれるので、こちらがやるのは、会社で働いている証拠写真を撮ってもらう位です。
書類の準備が出来たら、イミグレーション オフィスに行って、簡単な面談(本人確認程度です)したら、翌日にはビザのスタンプがされたパスポートが届きます。
3)ビジネスビザ発給後、ワークパーミット申請
ビザはイミグレーション、ワークパーミット(労働許可証)は労働省の管轄ですので、あくまで別個の手続きです。
これも、会社が準備してくれるので、指定日に労働省に出向いて本人確認で完了です。
観光ビザは自力で取れますが、あまり手間をかけたくない方は、代行業者さん(タイ自由ランド、さんなど)に頼むのが簡単でおすすめです。
新型コロナで最悪な今の状況を確認しましょう
今より悪くなることはない、という点でチェックには好都合です
ビザだけでなく、何事も、外部環境が悪い時、そのビザや発行国がどうなっているかを確認できる良い機会です。
そんな観点から、先にあげた3つのビザを比較してみましょう。
タイランドエリート⇒8月19日から入国できるようになった、新規取得も可能
これは朗報ですね。
新型コロナの最中でも、入国できるのは、かなり強みです
(平常時とは異なる書類などの準備は必要です)
https://www.thailandelite.com/?locate=en
MM2H⇒入国できるが、新規受け付けは停止
新規受け付け停止は、イミグレ以外にも、関係する部門が多いことから、仕方ないでしょうね。
SRRV⇒配偶者いないと入国できない
これは厳しいですね。
知り合いでも、フィリピンで働いていて、3月に出国した人がいますが、奥さんは日本人なので、フィリピンに戻る目途は全くたっていません。
SRRV 保有者のうち、少なくない割合で、実質的に永住権と認識している中で、今回の措置はかなり厳しいですね。
まとめ
取得時の難易度だけでなく、維持のための手間も確認すべきです
最初はテンション高いから何とか乗り切れるが、取得後は精神的負担が大きくなることも考えておきましょう。
ビザは、基本的に、今すぐに住むためのもの、と考えるべきです
フィリピン勤務時代、過去にSRRV取得した方から、
(将来、フィリピンに住む積りもない)日本にいる私が入っていても、メリットを感じないのですが、何かありますか?
と言われたことがありますが、ぶっちゃけ、ないですよ。
当たり前の事です。
こういった方はビザを取得しない方が良かったですね。
そこに住みたい、という点から選ぶのが正攻法です
今回の記事では、ビザの部分を深堀りしましたが、そもそも、ビザは、その国住むために必要なもの。
そう考えると、今さらで申し訳ないですが、一番良いのは、ビザ云々の前に、
”そこに住みたい”
と自分で強く思うこと、なんですね。
そうすれば、多少、面倒なことでも、苦にならないものです。
フィリピンに彼女が居て、一緒に住むためにビザが必要、となれば、頑張りますよね笑
将来、現地で楽しくコミュニケーションができるよう、英語は、早めに準備しておきましょう。
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