パラリラでおなじみの竹花貴騎さん、MUP、LIMについて調べていましたら、ジュビリーエースやPGAといったHYIP、実質、投資詐欺の案件と共通点が多いことが判りました。
基本、
”普通の人でも、短期間で大金持ちになれたり、ビジネスで大成功できる”
という夢を持たせているのが、最大の特徴ですが、細かい点を説明していきます。
何を隠そう、僕自身、これまで、複数の投資詐欺に引っかかってきましたので、、、
Contents
MUPと投資詐欺案件はそっくり! 7つの共通点を解説します。
本社、本部が海外にある
MUPはシンガポール、ジュビリーエースはBVI(英国領バージン諸島)といったように、海外に本部、本社があることが多いです。
理由として考えられるのは、
・日本にない先進性や”かっこ良く”見せるため
・タックスヘイブンに本社を置くことにより節税できる、と説明するため
あたりが表向きですが、最大の理由は、
将来的にトラブルになった時、日本本社だと簡単に捕まってしまうのが、海外にすれば、泣き寝入りが多い
ということを判っているから、です。
仮に数百万円レベルの損が出て、それを海外で訴訟、となっても、言葉の問題、費用の問題を考えたら、泣き寝入りがほとんど、となるのを、詐欺師は判っているのです。
カリスマがいる
MUPは竹花貴騎さんが、元グーグル社員だと経歴詐称していたことを認めましたが、投資詐欺案件、怪しげな案件のほとんどに、カリスマが登場します。
一方、投資詐欺案件でも、トップやトップに近い人物が非常にトークがうまく、自己演出にも長けているので、それに魅了されて、全てを信じ込んでしまう人が続出するわけ、です。
”わたしも竹花さんみたいになれる!”という風に信じ込ませるのが非常に巧妙なのです。
動画を使ったPRを多用する
一般的に人間は、論理より感情に左右されがちな事を、首謀者は良く理解しています。
ですから、MUPでもジュビリーエースでも、感情を揺さぶる動画のクオリティは素晴らしいです(内容はありませんが、、、)。
10年前、恥ずかしながら僕自身もひっかかった、スピーシー社のスポーツブックアービトラージの投資詐欺がありましたが、この時代は、まだ動画は発達していなくて、ルノアールみたいな喫茶店で、オラオラ系のリーダーがパワポ資料で説明していたのですが、時代は変わりましたね。
有名人、セレブを広告塔に使って信用させる
フィリピンのノアコイン、という仮想通貨(草コイン、現在、限りなくゼロに近い価格です)らしきものが、なぜか日本人だけにプリセールスされましたが、販売の前面に立った人物の経歴が非常にうさん臭いもので、それでも、マライア キャリーを埼玉スーパーアリーナに呼んでいました。
これでは、信用してしまう人も出るだろうな、と思います。
一方、竹花貴騎さんも、自民党の総裁候補だった石破茂氏との対談をMUP生の東京都議会議員にセッティングさせていましたね。
いくら落ち目の石破氏とはいえ、タダで対談するとは思えませんので、何かしらのブツが動いたと推測するのが自然ですが、いずれも、使い古されてはいますが、有効だということなのでしょうね。
ちなみに、僕が住んでいる東南アジアですと、現地人に見向きもされないコンドミニアムを日本人タレントを広告塔にして売りつけているのをテレビで見ましたが、たいてい、あのような番組は、”持ち込み企画”といって、制作費をテレビ制作会社に支払って、実質的な宣伝番組を作ってもらう、というものです。
テレビも信用してはいけない、ということですね。
AIとかアービトラージといった一般人が理解できない事をネタにする
竹花貴騎さんは、グーグルで得たノウハウをMUPに取り入れた、みたいな説明でしたし、LIM社のスパム判定されたインスタツールも、AI活用と宣伝していました(実態は、裏で人間がピコピコ、いいね!やっていた模様)。
一方、ジュビリーエースなどはアービトラージという、投資に詳しくない人間が理解していない、何となくカッコ良い言葉を使って、投資を募っていました。
アービトラージとは、確かに、100%、確実に利益が取れるのですが、いずれは、他の市場参加者も、その価格差に気づき、参入してきますので、ずっと儲けられる訳ではないのです。
ですから、個人で細々と、目立たない範囲でやるならわかるのですが、大々的に宣伝していたら、仮に本当に運用しているなら、それは無効になるものです。
つまり、運用している実体など存在しない、ポンジスキーム、自転車操業なのです。
いずれにしても、一般人が理解していない用語を使って勧誘するのが、両社の共通点です。
一部メンバー、会員が、自画自賛の動画やブログ記事を投稿したり、アンチを排除する
SNS、YouTube、ブログ等で、竹花さんやジュビリーエース等を擁護する投稿が非常に多いですね。
ネット時代ならでは、です。
理由は2つありまして、ひとつは、単純に信者になっていること。
もうひとつは、紹介コミッションがあるから、です。
MUPでは、ひとり紹介したら、継続期間中、毎月、3千円の報酬がもらえるように設計されていました。
実利+宗教的要素
これが巧妙にミックスされているわけ、です。
信者勧誘で有名な某巨大宗教よりも巧妙に出来た仕組み、と感じますね。
設立してから、せいぜい、2〜3年
まともな歴史はありませんが、先進性(というアピール)に多くの人が惹かれるわけ、です。
ただし、竹花さんは、いわば”完全犯罪”寸前まで、順調に来ていました。
田端砲、がなければ、東村山市の寄付や石破氏との対談みたいな行為をさらに行なって、身分ロンダリングを完了させていた、でしょうね。
一方の投資詐欺は、最初から実体がなく、いつかは潰すのが前提です。
この点は違い、と言えますね。
普通の人間が超短期で変われる、なんてありません
参加理由は、無知と心の闇から
多くの参加者は、投資やビジネス経験が薄い人達で、単純にもうけ話を信じてしまう、夢を見てしまうわけですが、一方で、、意外なことに、投資詐欺案件では、医師で参加していた人が多かったですし、東大を出ていた人や公認会計士という、会社の不正経理を暴くような仕事の人まで参加。
さらには、リーダー格になって、勧誘までしているのにも遭遇しました。
かつての僕自身そうでしたが、こういうものに参加する背景には、現状への強いストレスとか不満(会社の仕事が嫌だ、みたいな)があり、そこから逃れたい、自由に生きたい、といった気持ちを刺激されて、熱にうかされたように参加してしまう、という感じなのです。
誰でも多かれ少なかれ、心の闇を抱えているものですが、MUPしかり投資詐欺しかり、そこを見事に突いてきているのですね。
まずは、バイトでもいいから、日銭を稼ぐこと、です
学生さんが友達をMUPに誘って、一人あたり、月に3千円の報酬を得る代わりに、かけがえのない友人関係をロストすることになります。
投資詐欺案件のMLMも一緒です。
かっこ良い不当所得どころか、人生を踏み外す入り口になってしまいます。
全然かっこ良くなくて良いので、まずは、労働からはじめて、一歩一歩、ステージを上げていけばいいです。
勉強は、人生で騙されないための最強のツールです
・誰でも入れるスクールなのに、MBAを名乗るっておかしい
・そんなに美味しい投資案件が、なんで、一般人のオレに回ってくるんだ
勉強を通じて、論理的思考を磨いていけば、いずれも、おかしな話しだ、ということが簡単にわかるはず、です。
悪い人達に騙されない最強の方法は、知識武装して、論理的な考え方を身につけること、です。
まとめ:正しい知識と論理的思考力、そして心の闇を感じる事が重要ですね
自分の精神状態が闇っぽくなっている時に、このような詐欺に引っかかりやすくなるので、注意すること、ですね。