先日、このようなツイートをしました。
タイは、台湾などには及ばない、準 封じ込め地域、くらいでしょうが、マスク着用以外は自由な生活
— くりさん@バンコク 海外移住8年目 40歳でセミリタイア タイで快適生活中 (@kurisanbangkok) October 29, 2020
マスク着用ルールの餃子屋さんに難癖つける輩もいません
快適に暮らせています
タイは、台湾などには及ばない、準 封じ込め地域、くらいでしょうが、マスク着用以外は自由な生活
マスク着用ルールの餃子屋さんに難癖つける輩もいません
快適に暮らせています
— くりさん@バンコク 海外移住8年目
2月末から現在(10月31日)まで、すでに8ヶ月、ずっとタイで暮らしているのですが、安心して生活できています。
間違いなく言えるのは、タイで新型コロナ感染が怖いから日本に帰国する、という人はいない、ということです。
国内感染がほぼゼロで推移していますからね。
※なお、この記事はあくまで、疫学者など、専門家ではなく、生活者個人の視点で書かせていただいている点、ご了解くださいね。
Contents
封じ込めれば、人々は安心して外出など、生活を楽しむようになる
マスク着用以外はコロナ前と変わらない生活に
今日の午後、バンコク エカマイのモールですが、放課後の学生たちが楽しんでいます
— くりさん@バンコク 海外移住8年目 40歳でセミリタイア タイで快適生活中 (@kurisanbangkok) October 30, 2020
国内感染ほぼゼロだから、普通に生活を楽しめています pic.twitter.com/Tf6WmWQ5y7
3月から5月あたりは、夜間外出禁止になったり、かなり緊迫モードでしたが、最近では、ほぼ、コロナ前の平常生活にもどっています。
せいぜい、マスク着用義務(電車、レストラン、銀行など。マスク無しでは入れません)くらいですね、残っているのは。
ナイトクラブ、娯楽施設も営業再開しました
6月以降、順次、ナイトクラブやゴルフ場、マッサージ店などが営業再開していきましたが、その後、大きなクラスターは発生していませんので、再度、営業停止、となったケースはありません。
外国人観光客頼みのスポットは相変わらず厳しいですが、入国規制がある以上、どうにもならないですね。
新型コロナ以降、はじめて、歓楽スポット ナナプラサに来たのですが、気の毒になる閑散ぶり
— くりさん@バンコク 海外移住8年目 40歳でセミリタイア タイで快適生活中 (@kurisanbangkok) October 27, 2020
やはり外国人観光客いないと、どうにもならないですね#ナナプラサの現在 pic.twitter.com/JEOyb2hVV0
ゴーゴーバー等が連なる歓楽スポット ナナプラザの10月26日の状況ですが、ここは、タイ人よりも外国人客が多かった所です。
入国規制が緩和されない限り、この状況でしょうし、緩和されても、相当長い間、厳しい状況が続くでしょう。
タイではどのような感染防止対策を行なってきたのか?
以下のような施策を行なってきました。
夜間外出禁止令を出した
一時期、レストランの店内飲食を禁止にした
ナイトクラブ、ディスコ、娯楽施設、マッサージ店などを営業禁止にした
県をまたいだ移動を禁止した
あわゆるビル、スーパー、コンビニ、電車の改札口などで検温実施
スーパー等の入店時、追跡調査用のアプリにチェックインを義務づけた(携帯電話が無い場合には、ノートに記帳)
主立ったものは、こんな所ですが、日本と違うのは、
いずれも強制、罰則付きであり、自粛要請というものは存在しない
ということです。
日本の対応で限界を感じること
自粛頼みと、正直者が損する世の中
僕が感じる日本の最大の特徴は、
自粛要請
です。
そして、これは、おそらく、日本だけ。
大部分の人が要請に従ってきましたが、一部の人、報道で目立ったのは、ナイトクラブ、パチンコ屋あたり、でしたが、
こちらにも生活がある
と言い返されたら、そこで終わりなのが日本です。
さらに、パチンコ店の中でも、休業要請に応じなかった店の営業情報がSNSで拡散し、他県からパチンコ好きが集まって、かえって繁盛する、という現象まで起きました。
大人しく要請に従った店は売上ゼロになった一方、無視した店は大入りになった、ということで、正直者が損をする、という空気感が広まりました。
東京のホストクラブの従業員が、東京が閉店になったら、名古屋で営業しようとした、という報道がありましたが、かつての日本では、このような行為は想定していませんでした(仮にタイであれば、県をまたいだ移動はできないので、これは実行不可能でした)。
損切りできず、逐次的対応 →新型コロナには最も相性が悪いのでは?
これまでの日本の対応を見てきた所感としては、
いかにも日本らしい、逐次的対応、損害(感染)が出てきたら、対応していく
このように、常に感じてきました。
少なくとも、大手メディアの中で、
未知の部分が多いウイルスだから、ある程度の損失や犠牲は受け入れなければいけないが、克服しよう
といった論調は自分自身は見ていませんし、受け取る側も、嫌なのでしょう。
ゼロリスク志向が非常に高いのが、日本です。
センセーショナルな報道が目立った一方、肝心な情報は欠けていた
学校が休校となれば、親が仕事できないとデメリットを強調し、疫学の専門家が仮定の予測をしたら、あたかも、それが確定値のように、○○万人が死ぬ! とセンセーショナルな報道ばかりが目立ちましたね。
もっとも、受け取る側の国民の大部分が、理性的、論理的ではなく、雰囲気でなんとなく判断するから、センセーショナルな番組が高視聴率となったのでしょう。
一方、視聴者が欲しいと思っている、感染経路や接触者の情報は、不足している事が多かったですね。
女優が死亡したら、その自宅にメディア各社が密になって張り込むのですが、感染関連情報は当局発表に頼るだけで、物足りない印象でした。
結局、みんなが損をする日本となった
僕自身、冬の間、北海道での除雪作業のため、一時帰国する予定なのですが、申し訳ないのですが、いわゆる夜の街には行きません。
もともと、いわゆる、ナイトクラブにはあまりいきませんが、居酒屋とかの食べ歩き飲み歩きは大好きなのですが、リスクとリターンが見合わないですからね。
多くの飲食店は感染対策もきっちりやっているとは思うのですが、一部の例外が全てを台無しにしているのが、今の日本です。
先日、仙台のナイトクラブでクラスター発生、との報道がなされましたが、来店客の追跡が出来ていない、というか、来店したのが誰なのか、わからない、との事。
これには、何ごともユルいと言われているタイで暮らしている僕でも、びっくり仰天、です。
はっきり申し上げると、このような状況下で夜の街に出る人は、かなりのハイリスク層と考えるのが妥当です。
まともな人は、そのような所に近づこうと思わない、そう考えるのが自然ではないでしょうか。
この悪循環で、真面目にやっている飲食店にも人が来なくなり、その関連業者や家族などにも悪影響となりますからね。
「自粛で感染爆発を抑えている」美徳は日本以外の国では理解されません
大事なのは、結果である感染者数です
あくまで、結果である感染者数がどのように推移しているか、で日本からの渡航者を受け入れる側の国は判断します。
”強制していないのに、よく抑えている日本だから、入国を認めても大丈夫”とはならないのです。
現在のような感染者数が続くうちは、タイなど他国が日本人の入国制限を緩和する可能性は低いですし、もし、冬場に感染拡大した場合には、今よりも厳しくなる恐れもあります。
さらに言えば、日本がハイリスク国と認定されたら、自国民の日本への渡航を制限するようになります。
外国人の入国制限を緩和しても、日本に来る人が増えるかは疑問です
日本が海外からの入国制限の緩和を検討している、との一部報道を目にしますが、正直なところ、これって、ほとんど意味ないのでは?
と感じています。
例えば、タイから日本への入国規制が緩やかになった、とします。
でも、タイに戻って来る場合には、変わらず、14日間のホテル隔離が必要なままです、となる場合、ほとんどの人は日本に行こうとは思いません。
要は、
日本が低リスク国と認められて、自国に戻っても隔離不要になる
状態にならなければ、いくら、日本が入国オッケー、と言っても無意味なのです。
まとめ:現実としては、日本では冬に感染拡大する可能性は高く、再び夜の街自粛、旅行自粛となる可能性が高いと予想
加えて、例えば香港とシンガポール間などで検討されている、トラベル バブルの仲間入りに、日本は入れない可能性も高いと予想しています。
ですから、年明けからタイにビザ無しで自由に入国できる、といった楽観論は、ちょっとムリだろうと感じているところです。