タイ移住で悲惨な状況になりたくない、どうする?
無理な節約しないのが快適生活のポイント
毎回、日本食なら、日本の方が安いです
ウェブサイトの情報の多くは、タイは物価が低くて、日本の4分の1とか5分の1、みたいに書かれています。
確かに、ローカルのタイ庶民の食事で(1食50バーツ、約170円程度 2020年8月時点のレートで換算)、20000円もしない位のアパートに住んで、というのであれば、日本の4分の1くらいの生活費で賄えます。
ただし、今まで8年間タイで暮らしてきた僕が見てきた経験では、この位の生活費でやっていける日本人はごく少数です。
毎食、日本食を外食で、といった生活をしていたら、食費だけで1カ月10万円くらい(ビール代込みですが)になり、日本より高くなります。
一方、とにかく安く済ませようと、好きでもないタイ料理を毎回食べる生活は、ストレスになって大変です。
食事はとても重要なのは、外国で生活すると良くわかります。
ここで無理しすぎない事ですね。
バンコクでプール付きコンドを借りたら、3万円未満では難しいです
もちろん、探せば、日本人エリア外であれば見つかります。
でも、タイに住んだ経験ない人がいきなり、そういったローカルゾーンで暮らすのはかなり難易度高いです。
※逆に言えば、タイに慣れてきたら、同じクオリティの物件でも、郊外になるに従い、家賃は下がりますから、タイ在住長いベテランほど、郊外に住んでいるケースが多いです(さらに配偶者がタイ人の場合には、ですね)。
生活費に十分な余裕を持つのが楽しい移住生活のポイント
浪費はダメですが、無理に節約し過ぎるのもダメです。
ストレスがたまりますし、思いがけない病気やケガの原因になることもあります。
現地採用で働くにしても、年金生活の場合でも、十分な余裕を持つのが、心安らかに異国で暮らす秘訣です。
日本人同士の人間関係⇒なくても良し、です
タイでは、駐妻さんのコミュニティーやチェンマイのシニア生活者のコミュニティーが有名ですが、そこでうまく溶け込めず、疎外感を味わう人が非常に多いのが分かります。
これについての僕の所感は、
そもそも、日本人コミュニティーに入らなければいいのに
というものです。
実際、僕は、平日の昼間は日系の会社に籍を置いて働いていますが、そこの日本人社員以外、日本人との付き合いはほとんどありません。
あるのは、昔からの知り合いのタイ在住の自営業者の人くらい、です。
仲間に入っていないから、仲間外れされる不安もないです。
特に、日本の濃密すぎる?ご近所付き合いなどに疲れてタイ移住、という場合には、あえて、日本人が少ないコンドミニアムやアパートに住むのが快適になります。
一般的に、日本人率低い方が家賃は安いですし、一石二鳥ですね!
日本並みの清潔さや潔癖性だとしんどい
僕自身がタイに最初に来たのは、1999年ですから、もう20年経ちますが、この間、タイの清潔度合いは相当に改善されました。
とはいえ、世界に冠たる清潔国、日本にはかなわない部分が多々あります。
道路はガタガタですし、飲食店が多いエリアでは、ネズミが走り回っています。
トイレは相当綺麗になりましたが(元々、大陸の国と比べたら、必ず水は流れるし、比較的綺麗でしたが)、今でも、トイレットペーパーを流せないトイレは多数あり、くずカゴに紙を捨てるのがムリ―、という日本人はけっこう多いです。
このあたり、日本と同じ水準を求め続ける人は、周囲から嫌われますし、自分自身も、いつまでたってもイライラして、ストレスから解放されません。
タイ駐在員のびっくり?エピソード
これは極端エピソードですが、20年前、バンコク駐在員の方とレストランで食事の際、氷の中にアリみたいな虫が入っていたのですが、駐在員いわく、
”もう死んでるから、大丈夫ですよ”
と笑っていました。
この位のマインドでいた方が、心安らかに、楽しく暮らせますね。
僕自身、あまりカリカリしないよう、気をつけています。
タイに移住したメリットは何ですか?
経験がお金に変わります(コンサル ビジネス等)
僕は現在、タイの会社に籍を置きつつ、個人ビジネスとして、いくつかの仕事を並行してやっています。
僕の個人ビジネス
- 以前仕事していたフィリピン不動産の売却、賃貸管理サポート
- 海外投資をしている日本人のサポート、個別相談に対応
- タイ、シラチャーの所有コンドミニアム賃貸運用
- ブログ、ツイッターなどでの情報発信
- (冬だけ)北海道で除雪作業(ホイールローダー免許有り)
こんな感じで複数のビジネスをやっているのですが、海外不動産や投資関連のサポート、コンサル、というのは、タイやフィリピンに住んで仕事をした経験があるからこそ、出来ているものです。
日本にいながら、コンサル、なんて、簡単にできませんが、海外での業務経験、知識は重宝がられます。
正直、現在、48歳のアラフィフ おっさんの僕がいま、日本に帰って、普通に就職活動しても、まともに相手もされないですが、タイやフィリピンなら、昨年、僕自身、今の会社に雇ってもらいましたし、意外と働き口はあります。
ご近所、周囲の目が気にならない⇒自由きままで、全く問題無し
平日の昼間に家の周りを散歩しても、全く気になりません。
たまに、日本の実家で平日昼間、ぶらぶらしていると、変な目で見られている感があるのですが、日本以外では全くそんな思いはしません。
周りに合わせる必要などまったくない、これはストレスフリーな生活になります。
バンコク以外にも沢山のリゾート地が国内外にあり、退屈しない
バンコクは近郊含めると人口1千万人と言われている大都会で、冬には大気汚染が問題になりますが、激安のバスで2時間ほど郊外に出ると、有名なビーチリゾート、パタヤがあります。
他にも、ワイナリーが点在するカオヤイ、という軽井沢みたいな高原リゾートもあれば、飛行機移動になりますが、チェンマイ、チェンライといった北部の街も素晴らしいです。
温泉フリークの僕的にはチェンマイ、チェンライ近郊の天然温泉が超絶好きです。トロトロの硫黄温泉で素晴らしいですよ!
さらに、王室リゾートで有名なホアヒン、遺跡と象乗りのアユタヤ、水上マーケット周辺にホテルが多数あるアンパワー、パタヤ手前の日本人街シラチャーなどなど、週末に退屈することはありません。
海外旅行したくなったら、ホーチミンまで1時間強、5千円でいけますから、週末だけ遊びにいくのも十分可能ですしね。
一番おすすめの移住方法は
まずは、1ヵ月とか、短期でお試し滞在
精神的に一番追い込まれ、困窮するのが、
日本の家を売り払い、帰るところが無い状態でタイに来たけど、タイ生活が楽しく無い
というパターンです。
結局は、実際に住んでみないとわからない部分は多々ありますので、まずは、ノービザか観光ビザの範囲(ノービザで30日、観光ビザでさらに延長できます)で生活してみることですね。
住んでみたら、やっぱり、日本がいいや、と思えば、移住はやめればいいだけ、です。
別に失敗でも何でもありませんね。
日本と行き来する、いいところ取り居住
自分の周りでは、これが一番楽しそうだなあ、と感じています。
日本で自営業をやっている、あるいは、大家さん収入がある、という人がほとんどですが、
いい所取り移住生活の例
- 花粉症の時期にはずっとタイにいる
- 寒いのが嫌いだから、冬はずっとタイ
- 滞在中は、ひたすら毎日ゴルフで、疲れたら日本に帰る
このような人は周りにかなり、います。
往復の旅費が発生しますが、たいてい、経費で落としたり、うまく処理していますね。
僕自身も、かつては、毎月、バンコク、香港、日本を移動していましたが、退屈しなくて楽しいです。
以上、この記事により、少しでも多くの方が、楽しいタイ移住を実現していただけたら、嬉しく思います!