何かしら、やることを持つことが大事です⇒何も仕事しない日々が続くと、うつ、みたいに
セミリタイアして、初めて判ったのは、サラリーマン時代、ストレスはあったものの、良い面もあって、それは、規則正しい生活だった、というもの。
人間、規則正しい生活をすることにより、健全な精神が維持でき、健康でいられる事をセミリタイアをして初めて知りました。
具体例:不動産投資で経済的には何も困らないのに、アルコール依存症、うつ病になった50代前半男性のケース
大企業に勤務しながらアパート経営により、給与収入なしでも生活できるめどがついたため、48歳の時に早期退職制度に応募した。
しばらくは、毎日のようにゴルフ、夜は居酒屋やクラブ通いの生活を楽しんでいたものの、やがて飽きてしまい、やることがなくなり、毎日が全然楽しくなくなってしまった。
次第に、酒量が増え、酒場や自宅で泥酔してトラブルを起こし、飲み友達も離れていった。
病院でうつ病と診断され、医師から飲酒を控えるよう注意されたが、もはや、酒無しでは寝付けず、生きていけない状態になってしまった。
これは実際に、身近にいる人で、傍目から見たら、アパート経営で生活できて、人もうらやむ環境なのですが、本人は深い闇に迷い込んでしまった感じなのです。
実はこういったケースはかなりあるのですが、マスコミが取り上げたとしても、ネタとして受けませんから、表に出てこないのです(世の中には、お金に困っている人がもっと沢山いますからね)。
セミリタイアする人が陥るジレンマ
基本的に、真面目で仕事熱心な人がセミリタイアをするものです。
グータラで会社に依存しきっている人はしません。
セミリタイアする人は、僕もそうですが、仕事自体は好きだけど、勤めていた会社のストレスが原因と言う事が多いのですが、現役サラリーマンの時は、
仕事から離れれば、ストレスない、幸せな暮らしになる
こう信じてセミリタイアするのですが、実際には、毎朝、起きても何もすることない、テレビを見たりパチンコしていたら夕方になり、何もストレスないはずなのに、虚無感からの酒が次第に増えてくる
こういった生活の悪循環、無限ループとなっていくのです。
生き生きとセミリタイア生活を送っている事例
一方、僕の周りで、生き生きと暮らしているケースは、こんな感じです。
・バンコクに移住してきたが、現地起業、日本の不動産管理を並行しており、毎月、日本と行き来している。
・バンコクで現地採用として勤務。給料は20万円未満で日本の時よりも大幅に減少したが、、ノルマやストレスなし。
基本的な生活は給料で賄っているが、他に、高配当株からの配当収入があり、生活に困ることはない。
こんな感じで、ふたりとも、一度は、サラリーマンが嫌でセミリタイアしたものの、後者の人は、サラリーマンに戻っています。
でも、日本時代のようなストレスが全くないので、全然問題無い、との事でした。
特に海外に出ると、日本ならではの窮屈感というか、特に朝の電車で感じる、超重い、うっ屈した空気感を感じないので、かなり心を軽く、生活できますね。
セミリタイアのために重要なのは、次にやる仕事を探す事です
実は、セミリタイア後も仕事をする、という事になると、セミリタイア時点で老後生活まで賄う資産形成、貯金をムリしなくても良いという事がわかります。
今の給料より下がったとしても、殆どのケースで自由な時間は大幅に増えます。
だって、超ラクでストレスない会社で働いているならば、セミリタイアなんて考える訳なく、みんな、激務だからセミリタイアを望むからです。
なお、仕事選びで大事なのは、アルバイトのような単純労働ではなくて、スキルが上がっていく仕事をじっくり、研究しながら選んでいくことです。
当時の僕自身と同じ、40歳でセミリタイアすると仮定したら、健康寿命の72歳まで30年もあります。
いくら、経済的に働かなくても良い状態になったとしても、何もしていないと冒頭でご説明したような、うつ状態になる可能性はかなり高いです。
セミリタイア後の仕事をじっくり考えるのは、とても有益な事です。
これまでのご自身の職務経歴、スキルを棚卸ししてみたら、意外と出来る仕事が見つかるものです。
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