先日、こんなツイートをしました。
今でも、”バンコクで月5万円で生活できます?” と質問が来ることがありますが、それって、乱暴に言えば、
”東京で月5万円で生活できますか?”
と同じかなと
東京でも、部屋は居候か実家で、あとは食費と携帯電話代くらいであれば5万円で生活できますねhttps://t.co/0EAWkRQjl0
— くりさん@バンコク 海外移住8年目 一時帰国したまま滞在中、仮想通貨ビットコイン大好き (@kurisanbangkok) March 30, 2021
今でも、”バンコクで月5万円で生活できます?” と質問が来ることがありますが、それって、乱暴に言えば、
”東京で月5万円で生活できますか?”
と同じかなと
東京でも、部屋は居候か実家で、あとは食費と携帯電話代くらいであれば5万円で生活できますね
こんなツイートですが、そうすると、賛成とか反対(5万円で生活できる、とか、ムリだ、とか)のコメントをいただく訳ですが、この議論を長年経験してきてわかったのは、
ということです。
Contents
東京でも、月5万円の生活費の人もいれば、100万円以上の人もいます
全く未知の世界の海外移住生活の費用、生活費をスパッと知りたいのは人情ですから、理解出来るのですが、、
冒頭のツイートのように、”東京で月5万円で生活できますか?” と質問する人はいないのに、海外になると、聞いてしまう。
でも、見当つかない、未知の事ですし、身近に教えてくれる人もいないですから、質問するのは十分に理解できます。
かつて、10年前にタイ移住に憧れていた頃の私も、全く同じでしたらかね。
そんな、未知の事を、すぱっと、
月5万円生活は余裕です!
みたいに言ってくれる人がいると、盲目的になってしまうのも、理解出来ます。
自分自身、そうでしたから。
5万円で、プール、フィットネス付きの豪華コンドミニアム、毎日、日本食レストランとカラオケで豪遊は、絶対にムリ、です
ただし、今までの経験でわかったのが、多くの日本の方が、タイ、バンコク移住にイメージするのは、日本では味わえない豪華で快適な生活、です。
プール、フィットネスジム付きのタワマン(豪華コンドミニアム)
毎日、外食をして、さらに、カラオケなど夜遊びもする
さらにゴルフやマッサージも楽しむ
これを5万円で、というのは絶対にムリです。
月20万円でも難しいかもしれません。
さすがに、このような生活が月5万円で出来る、と思っている人は少ないものの、かなりムリな誤解をしている人は見てきました。
月5万円生活がどんなものか、ご参考いただければと思います。
自分の快適生活レベル(コンフォート ゾーン)を見つけましょう
自分の周りでも、現地採用の方で、月の生活費は10万円くらいで十分、食事はほとんど、タイ料理だけど、ストレスもない、という人もいれば、ほとんどの食事が日本食で、週末にはゴルフ、という感じで、月の生活費は20万円から30万円くらいの人もいたり、さらに、月に100万円以上使っている人も、という様に、バラバラな訳です。
中には5万円くらいで生活している人もいます。
でも、経験から申し上げて、今まで海外生活した事ない方が、月5万円生活というのは、厳しい可能性が高いです。
ただし、やってみないとわからない部分もありますから、これは、次に説明する、”お試し移住”で、自分の快適生活レベルを見つけるのが重要となる訳です。
10年ぶりに日本生活してわかった、タイ移住の気軽さ
コンドミニアムの多くに、家具や電化製品が付いていて、初期費用がほとんどかからない
2020年12月、10年ぶりに帰国して感じたのは(これまでもちょくちょく帰国していましたが、あくまで、1週間とかの短期でした。)、
日本でアパート、賃貸物件暮らし、となると、家具とか電化製品など買わなきゃいけないから、けっこうお金が掛かるな
ということです。
アパート入居時にそろえたいもの
- 冷蔵庫
- カーテン(男性の私でも、丸見えはムリですね。特に1階ですと)
- 洗濯機
- ガス台
- 電子レンジ
- テレビ
- ベッドか布団
- 椅子とテーブル
リサイクル品などから選んでも、合計で20万円以上にはなるのでは?
と思いますが、タイでもフィリピンでも、大部分のコンドミニアムには、あらかじめ、家具や電化製品は備え付けられているものです。
ですから、私の場合、シーツ、タオル、トイレットペーパーくらいあれば、エアコンもありましたし、とりあえず、一晩過ごすのは大丈夫でした。
入居前に、一般的には、2ヶ月分のセキュリティ デポジット(退去時、返金されます)と前家賃(1ヶ月分)を用意すれば良くて、日本の大家さんのように、無職だと毛嫌いされる、ということもありません。
パスポートコピーを出せばいいだけで、とても気楽でした。
(なお、最近では、TM30という、外国人の在住登録のようなものが厳格になったり、緩くなったり、情勢が変わりがちですので、実際の移住の際には最新情報を確認してくださいね)。
コンドミニアムよりさらに安い、ゲストハウスから住み始めるのも、手軽です
私自身、経験がありますが、フィリピンに2年住んで、再びバンコクに戻って来た時の最初は、ゲストハウスで1ヶ月半ほど暮らしました。
最初は3日間だけの宿泊予約でしたが、快適だったので、1ヶ月以上延長しましたが、オーナーさんから、いま空いているから、1ヶ月4000バーツ(約 14000円)でいいですよ!と親切なオファーをいただいたのです。
このように、まずは、数泊だけの予約にして、快適だったら、オーナーさんに1ヶ月とかなら幾らになります?と交渉をもちかけるのも、おすすめですね。
その上で、さらに長期的に、本格的に移住したい、となってきたら、コンドミニアム探しをすればいいわけです。
”お試し移住”をして、生活費と自分の快適生活レベルのバランスを確認するのが、おすすめ
上記のように、ゲストハウス(ホテル)→コンドミニアム(アパート)賃貸、と移りつつ、実際にタイ、バンコクに住んでみて、快適か?イメージしていたのと違って落胆することはないか? など、確認していくのがおすすめ、です。
おすすめできないのは、タイに来る前に、いきなり、コンドミニアムを買ってしまうことですね。
買ってもいいのですが、まずは、タイに来て、実際に目で見るのは必須です。
”カツカツ”(ギリギリ)タイ移住生活をおすすめしない理由
突発的な出費に対応できない
例えば、突然、歯が痛くなったが、クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険ではカバーされない、といった場合、実費治療になります。
他にも、予測していなかった出費が発生する可能性はあるのですが、その時、カツカツの生活費だったら、もうどうにもなりません。
月5万円で6ヶ月生活する!と考えて、30万円しか持っていない、というのは、怖いです。
体調を崩して、本末転倒の可能性
タイで節約生活するとなったら、食事のメインはタイ料理になります。
実際に聞いたのが、本当は、辛くて味が濃いタイ料理は苦手なのに、節約のために食べ続けていた。
さらに、自宅では電気代節約のために、クーラーは一切使わずに生活していた。
でも、そのような生活をしていたら、体調悪化して、精神バランスも崩してしまい、結局、帰国した、こんなケースです。
タイに憧れて移住した、としても、慣れない異国ではストレスが溜まります。
ムリな倹約は禁物です。
日本みたいに、単発なバイトで生活費稼ぎは不可能(あったとしても、それは違法です)
日本であれば、ちょっとお金を稼ぎたい、となれば、ネットで単発バイトに応募できますが、タイで日本人は外国人です。
外国人の就労には厳しい制限があります。
ネットで合法的な求人など当然ありませんし、あったとしても、それは不法就労になります。
不法就労で入管、イミグレーションに摘発されたら、国外追放と、数年間の再入国禁止となる可能性が高いです。
まとめ:タイ移住に憧れているなら、ぜひ、体験をおすすめしますが、いきなり、コンドミニアムを買ったりしないことです
旅行で何度も行っていた、という場合でも、住んでみたら、なんだか違った、ということは、非常に良くありますし、自分の周りでも、3年を超えてタイ移住したまま暮らした人は少数派でした。
ですから、もし、見込み違いがあったら、簡単に撤退できるよう、コンドミニアムとか高価な家電などを買わないで、身軽でいるのをおすすめします。