竹花貴騎さんのMUPについて記事を書きましたら、元MUP 生さんや現役さんから多数のメッセージ、コメントをいただいています。
その中で多いのが、
”経歴詐称は良くないけど、MUP のコンテンツは良かった”
というものです。
今回、この事について深堀りしたいと思います。
Contents
MUPのコンテンツ自体は良かった、への答え⇒それは良いことですが、今後の学びの場は変えた方がいいです
教わる内容を疑っていたら、”安心して“学べないから
別に学校の先生に完璧な人格、清廉潔白まで要求する訳ではありません。
ただし、残念ながら、ではありますが、経歴などの詐称は竹花さん自身が一部は認めていましたが、うやむやな部分も多数なまま、、、
さらに、教えられていた内容についても、僕がチェックした海外法人節税スキームについては、ノウハウ自体が10年位前の旧いもので、今では脱税判定される可能性が高いです。
このように、とんでもない間違い(脱税は刑法犯になります)がある学校で引き続き学んでいけるのか?
小学校とか中学校の授業で、
この先生の言ってること、本当か、自分で調べてみよう
などと思ったことはないはず。
全て正しい、と信じられたから、安心して学べたわけですが、今後も、安心できますか? ということですね。
間違っていた内容、自分に不利な内容を削除するだけなのは、まともな教育機関がすることではありません
MUP 生によると、先にあげた海外法人スキーム等のコンテンツは削除された、との事です。
でも、これって、まともな学校がやることではありません、断じて。
間違いがあったら、そこを訂正して知らせるのが、まともな学校や会社であり、その点、MUP は、まともな教育機関とは全くみなせません。
まともな学校であれば、シラバスという授業計画書があって、事前に講義内容がチェックされるものですが、そのようなものは無いのもわかります。
海外法人節税スキームについては、ちょっと間違いでした、では済まない、ひどい事です(実質、脱税指南、だから)
ちょっとやばすぎて、訂正文も出せないのでしょうが、これは、まともな教育機関がやる行動ではありません。
厳し目に言えば、反社会的団体、です。
あと、気になったのは、”簡単な” “浅い” 事柄しか教えられていないこと
数学、統計学などの基礎知識が無いとできない、実践的なマーケティングリサーチ等のコンテンツが見当たらなかったのですが、入学試験もないので仕方ないとは思いますが、”マーケティング”って、最近では、仕事経験ない学生さんがツイッタ―上で、”マーケタ―”と自称していますが、そんな浅いものではありません(アップルやジョンソン アンド ジョンソンのマーケティング部門で働いている方々からは鼻で笑われます)。
マーケティングは一例ですが、MUPコンテンツは、非常に浅い、のです。
(一方、エンタメ、として考えれば、うまく作られている、とも言えますね)
“教養”として学ぶなら、良いかもですが、これだけで実践で戦力になるかというと、極めて心細いのが正直に感じるところです。
MUP と直接関係ないものの、LIM社のウェブサイトの英語もひどい、、、
これだけで、学びだ、と信じてしまうのは、ちょっと困る感じですね。
”経歴詐称は大した問題じゃない、訂正すれば良い" 説への反論です
信用を軽視している竹花貴騎さん
僕に対する厳しいメッセージのほとんどが、これ、なのですが、竹花貴騎さんと MUPから強く感じるのが、
信用の軽視
です。
MUP の勧誘動画など、魅力的に見せる方面だけ、突出して優秀な印象です。
でも、派手に募集はしたものの、栄華は長く続かなかった、ということです。
謝罪動画での物言い、態度もひどいもの、でした。
あれで、”信じて下さい”は、無理ゲー、ですね笑
信用は取引コストを下げてくれます
日本は世界的に見ても、他人をだます人が少なく、信用できる場面が多いです。
一方、ちょっと場所が飛びますが、僕が仕事で赴任した経験があるフィリピンでは、例えば、自分のオフィスから大きな荷物、段ボール箱を持ち出す時には、搬出申請書を管理事務所に提出して、許可を取らないといけません。
自分の荷物でも、です。
なぜなら、そうしないと、従業員が会社の備品を盗む可能性が高いから。
でも、この手間のために、ビルの入口には、入りだけでなく、出る人をチェックする人員も必要となり、書類をチェックする手間も増えるので、トータルでどんどん、人件費が増えていく。
ですから、フィリピンのビルの管理費って、意外なほど高額になります。
そして、これが、フィリピンのあらゆる物価に影響してくるのです。
(ちなみに、フィリピンの電気代は日本より高いくらい、です)
信用がない、というのは、結局、お金、コストがかかるのです。
日本は何でもコスパが高い、と、特に外国人から言われるのですが、大きな理由に、この、信用による取引コストの低下がある、そう常々、考えています。
ポジティブに捉えられる事だってあります
今まで学びに縁が薄かった人たちに場を提供したこと
これは間違いない、ですね。
新しい知識に触れることの楽しさを感じたMUP 生さんが沢山いるのはわかりました。
アウトプット重視の教え
脱税?スキームをnoteにアウトプットしたのは、アレでしたが笑、教わったことをブログ等にまとめる、というのは、非常に良い訓練になります。
まとめ:学びは楽しい事であり、さらに自分の武器になるものですので、アフター MUP でも、何らかの学びは継続しましょう。
実際のところ、知識自体はほとんど、本屋さんとネットに落ちています。
ですから、MUP 退会で学び自体を止めてしまうのはもったいないです。