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ビットコインの希少性の根拠⇒発行上限が確定していること、です
2100万ビットコインという発行上限が決まっています
上記グラフはFidelity Digital Asset(FDA)より引用ですが、現時点(2020年9月末)で、すでに、残り10%を切っています。
ただし、発行スピード(量)は減っていくので、発行上限に達する見込みは、2140年、つまり、約120年先、ということで、私たちが生きている時には発行終了にはならない、ということになります。
中央集権ではなく、発行主体がないから、発行を増やすことはできない
一般的な通貨(法定通貨)は、発行主体の政府なり中央銀行が発行をコントロールしています。
なんなら、何の裏付けがなくても、輪転機で印刷すれば、お札は出来ます(一応)。
ただし、その行く末は、ジンバブエやベネズエラ、アルゼンチンのようになります。
半減期とは? その目的は?
マイニング報酬が半分になる事を半減期、といいます。
ブロックチェーン(分散型台帳)の1ブロックは約10分で生成されるように設計されているのですが、半減期は21万ブロックが生成された時に訪れる、と決められています。
なぜ、半減期というものがあるのかというと、簡単に言えば、
ビットコインのインフレ率(新規発行枚数)を一定にキープするため
となります。
マイニング報酬=新規のビットコイン発行、ですが、これが、あらかじめ、プログラムされている、ということです。
他の資産や通貨とビットコインの違いを希少性から考えると
法定通貨(ドルや円など)との違いは?
法定通貨は、国や中央銀行が発行しますが、ある意味、発行したければ、いくらでも可能です。
元々、米ドルも、金本位制だったのが、ニクソンショックで、なくなりました。
先進国の多くで、中央銀行が政府から独立している(とみなされている)のは、政府の意のままに通貨を発行していたら、ハイパーインフレとなる歴史の教訓があるから、です。
それでも、規律がともなわない国(最近ではジンバブエ、ベネズエラ、アルゼンチンなど)では、激しいインフレや通貨下落が発生しています。
一方、ビットコインは、発行総量が決まっていますし、インフレ率も半減期によってコントロールされていて、かつ、コントロール主体が政府ではなく、システム全体、というのが、これまでの歴史でなかった斬新さ、なのです。
資源商品(金や原油など)との違い
金でも原油でも、商品市場価格が大幅に上昇すると、生産(採掘)コストを上げても良いと考える生産者が増えるので、やがて供給が増え、価格上昇は落ち着く、という、伝統的な需要と供給の法則が適用されるものです。
アメリカのシェールオイルは良い一例、ですね。
サウジアラビアがアメリカのシェールオイル潰しのために、原油減産に応じなかった、という陰謀論めいたものがありましたが、それは、シェールオイル生産(採掘)コストがキーポイント、でした。
この事を言い換えますと、
原油や金の最大採掘量は、採掘コスト次第で変わる
ということです。
ビットコインと異なり、最大採掘量が確定していない
のです。
ビットコインの暴落説、も紹介します
ビットコインのラストデイ とも言われていますが、別に、確実に暴落する、と言う事ではないのですが、下記の可能性については言及されていますので、紹介させていただきますね。
・大口保有者(クジラ)が大量売却する
確かにありうるのですが、一方で、他の投資家が、ビットコインが欲しければ、そこは、最高の仕込み場となります。まさに、これが市場機能です。
また、市場で売る場合、超大口のクジラであれば、自分の売りが、暴落を呼んでしまい、売却価格が下がってしまいます。
スマートな投資家であれば、買い板にぶつけるように、処分するのが基本と思います。
・他のアルトコイン(イ―サリアム等)に地位を奪われる
ブロックチェーンに備わっている機能で考えたら、既に、ビットコインを上回るアルトコインは沢山あります。
有名どころでは、スマートコントラクトのイ―サリアム、ですね。
(簡単にいえば、通貨に契約書が添付されているようなものです)。
ただし、機能面で仮想通貨の価値がランキングされるのであれば、ビットコインの地位はすでに低下しきっていると考えるのが自然です。
普段は、ビットコインを保有しつつ、必要に応じて、イ―サリアムやリップル(特に国際送金には)、さらに、仮想通貨全体の相場が不安定になりそう、と考えたら、テザ―などのステーブルコイン(米ドルなどと連動、ペッグするアルトコイン)に替えておく。
すでに、こんな使い方になっていますから、ビットコインの優位性(いわゆるデジタル ゴールドと言われているもの)は当分、変わらないと予想しています。
まとめ:まだまだ未知な部分は多いので、読み切れないリスクはありますが、ビットコイン、仮想通貨には面白い未来がありますね
今後、想定していない事態が起こる可能性だってありますから、全資産をつぎ込む、といったやり方は絶対にNG ですが、余裕資金の一部をビットコインやアルトコイン(まずは、イ―サリアムとリップルあたり、ですね)に替えて、長期目線で保有すると、仮想通貨の相場の動きにも敏感になり、情報への感度も上がってきますね。
こつこつ、じっくりといきましょう。
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