2012年にバンコク移住してから8年経過した僕が、バンコクのコンドミアムの選び方、快適に暮らす方法について解説します。日本人にとって、世界一住みやすい街といっても過言ではない位ですが、これを読めば、さらに安心出来ますよ。
Contents
- 1 最初は短期でエアビーか、サービスアパートメントから、がおすすめです
- 2 バンコクのコンドミニアム(35平米程度のスタジオかワンベッドルーム)を借りた場合の予算目安
- 3 バンコクのコンドミニアムの探し方と入居までの流れ
- 4 プロンポン、トンロー(日本人、特に駐在員が多いエリア)は、やっぱり便利です
- 5 郊外に住む場合には、BTSの大混雑や渋滞は良く考慮することが必要
- 6 コンドミニアムとアパートの違い⇒日本ではなじみのない点なので、要チェックdesu!
- 7 フィットネスジム、プール、サウナ等のファシリティもチェックしましょう
- 8 日本のテレビは見れる?インターネットは?
- 9 メイド雇えば、家事要らずで超快適
最初は短期でエアビーか、サービスアパートメントから、がおすすめです
念願のバンコク移住! と気合いが入る経験は僕自身もしていますので、はやるお気持ちは良くわかりますが、まずは数日からでも利用できる、エアビ―かサービスアパートメント(ホテルに近いアパートでキッチンや最低限の調理器具が備え付けられていて便利です)に滞在するのがおすすめです。
滞在している間に、滞在したエリアが気に入らなくなる可能性だってありますし、滞在日数が長くなる間に、自分なりの価値観とか優先順位が見えてくるものです。
良くないのは、早く決めなきゃ、と焦って、冷静な判断ができなくなることです。
とりわけ、最近は(2020年10月)、空室が目立つようになっていて、借り手側が優位ですので、どっしり構えて、じっくり品定めする、くらいが望ましいです。
最初はこのように、短期滞在からで良いのですが、腰を据えて住むぞ!となった場合の詳細が次の通りとなります。
バンコクのコンドミニアム(35平米程度のスタジオかワンベッドルーム)を借りた場合の予算目安
日本人に人気の、トンロー、プロンポンエリアで、中心価格帯は5万円~10万円程度(15000バーツ~3万バーツ弱)です。
もっと安い物件もありますし、逆に高い物件であれば、100万円以上でもあります。
タイに慣れた日本人であれば、トンローから離れた所で、月2万円程度(6千バーツ)で暮らしていて、快適で問題ない、という場合もあります。
2012年に移住してきた僕の感覚では、移住当時と比べて、空室率は全般的に上がり、家賃上昇は極めて緩やか、です。
新築期間(築3年以内)を超えて、さらに7年くらい経過すると、多少旧さを感じるようになりますが、一方で、家賃は安くなるので、狙い目だったりします。
バンコクのコンドミニアムの探し方と入居までの流れ
バンコクには沢山の日本人向け不動産会社があり、安心して利用できます
日本人相手の不動産会社がありますので、ググった上で問い合せしても良いですし、僕が提携している業者を紹介も可能です。
賃貸向けの不動産業者で悪徳、というのは聞いたことないので、安心して大丈夫です。
なお、日本人相手の不動産会社のメイン顧客は、日系企業の駐在員で、メインの家賃水準は14万円(4万バーツ、単身者向け)から28万円(8万バーツ、家族帯同向け)くらいだと思います(あくまで感覚的なものですが、あと、新型コロナにより家賃は低下傾向です)。
これは、僕自身、タイ以外で暮らした経験がある、マカオでもマニラでもセブでも同様ですが、外国人駐在員向けの家賃相場は、ローカル向けよりも少し高くなる傾向があります。
理由としては、家賃負担をするのは住む人(駐在員)自信ではなく会社ですので、多少高くてもいいや、という風に決まる事。
加えて、バンコクで最近流行っている?日系不動産会社の営業手法として、
家賃の1カ月分を(入居者さんに)キャッシュバックします
といったものがあるためです。
多少家賃が高くても個人負担が増えるわけではなく、むしろ、キャッシュバック金額が増えるので、駐在員さんの中には、会社から割り当てられた家賃上限額の所に住んで、キャッシュバックをもらう生活を契約期間の1年毎に繰り返しているケースもあります 笑
(やりすぎ注意ですが、、、)
具体的な住まい探しの流れ
話がそれましたが、駐在員ではなく、自腹で住む場合には、次のような流れになります。
1)割安物件を扱っている不動産会社にコンタクトする
3万バーツ未満を扱います、と告知している会社さんもありますし、取扱物件の一覧を見ても、あなたの予算に見合っているか、わかります。
景気が良い頃は、3万バーツ未満は受け付けない、としていた会社でも、最近は、商売が細っているので対応するようになってきましたね。
2)希望条件にあった物件を内覧する
不動産会社の営業さんが同行してくれる場合が多いですが、格安物件の場合は自分で物件の管理オフィスに行くか、オーナー側の仲介業者(エージェント)と待ち合わせで内覧をします。
1万バーツ(約3万4千円)未満の場合は、営業さん同行はほとんどないと思った方がいいです。
3)手付金(BOOKING FEE 、家賃の1カ月分か2万バーツ程度が相場)を支払い、部屋を仮抑えする
ちゃんと入居すれば、それが家賃かデポジットに充当されますが、キャンセルしたら没収になります。
重要ポイント
このタイミングで、網戸を付けたい(これはかなりポイントで、日本では当たり前の網戸が付いていない物件はかなり多いです。特に安めの場合)、とか、レースカーテンを付けてほしい、といった要望をすると、対応してくれる事があるので、言うだけタダ、の精神でトライするのがいいです。
僕自身、3つ目の物件の時には網戸を付けてもらいました。
4)入居して必要なものをリストアップしておく
基本的な家具はだいたい揃っていますので、とりあえずは、ホテルに泊まる時に持って行くものに加えて、タオル数枚あれば良いと思います。
完璧を求めると疲れますし、バンコクであれば、近くにスーパーやコンビニは沢山あるので、あせらず、いきましょう。
5)前家賃(1カ月分)とセキュリティ デポジット(敷金 2か月分が多いです)を払い込み、あわせて賃貸契約書(英語が多いです)にサインする。
日本人の場合、信用度が高いので、パスポートだけで借りられるケースが殆どです。
労働許可証(ワークパーミット)もビザも求められたことはありません。
フィリピンのように、1年分の先日付小切手を要求されることもありません。
ちなみに、僕個人の経験ですが、これまで、2回、バンコク内で違う物件を借りていますが、デポジットは、部屋や備品を激しく汚損させない限り、経年劣化した分は差し引かれることなく戻ってきます。
なお、礼金は不要で、これは、物件オーナーが仲介会社に支払います。
契約期間とデポジット返金について
ただし、契約期間(1年以上~が一般的です)中の退去の場合のデポジット返還ルールについては、きちんと確認して、契約書に明示してもらうのが良いと思います。
契約書にもし、”契約期間の途中での対処の場合、デポジットは返金しない”と定められている場合には、何か、1年の途中で帰国しなければいけなくなった、という場合でも、デポジットは戻って来ません。携帯電話の解約月、みたいなイメージをしておいてください。
ですから、例えば、最初の1年しばりは仕方ないにしても、もし、その物件が気に入ったから継続する、という場合でも、(2年目以降の)契約更新前に、不動産会社に交渉を依頼するのはお勧めです。
いずれにしても、契約期間は短い方が有利ですから、1年にしておくのが良いです。
僕自身は現在、トンローにある月6万円程度のコンドを借りていますが、プール、フィットネスジム、サウナを無料で使えます。
駐車場も付いています(使わないので、オーナーさんに返しちゃいましたが)
タイの一定レベル以上のコンドミニアムにはプールとジムは殆ど付いていてとても快適です。
プロンポン、トンロー(日本人、特に駐在員が多いエリア)は、やっぱり便利です
日本人に必要なものが、簡単に手に入ります
BTS(別名スカイトレイン)プロンポン駅、トンロー駅周辺は日系企業の駐在員家族の大部分が住んでいる地区です。
スクムビット エリアとも言いますが、この北の外れに日本人学校がある関係もあり、特にお子さんがいる家庭の殆どはプロンポン、トンロー周辺に住んでいます。
プロンポン駅直結のショッピングモール、エンポリアムとエムカルティエに行けば、ヴィトンやシャネルなどの高級ブランドから、紀伊国屋書店や日本料理店や食材売り場も充実しており、特に土日には沢山の駐在員家族の姿が見られます。
また、プロンポンエリアには日本人ご用達の FUJI SUPERという食品スーパーがあり、支店が4店舗もあるのですが、ここでほとんどの日本食材を買い求めることが出来ます。
今まで、バンコクの他、香港、マカオ、マニラ、セブ、マレーシア、シンガポールを見てきましたが、日本食材店と看板に書かれていても、コリアン経営だったりで品ぞろえがちょっと違う感があったりしたのですが、FUJI SUPERは完全にジャパン、ですね。
日本人以外の欧米人も多いです(中国人、韓国人は目立ちません)
ジャパンと言いましたが、日本人以外の外国人も多く、アイリッシュパブが5軒以上並んでいる通り(実はFUJI SUPERに行く通り沿いです)があったり、ヒルトン等の高級ホテル、サービスアパートメントも多数あり、外国人全般が多いところです。
従いまして、レストランやスーパーに言っても、簡単な英語が通じる店員さんが多く、移住してきたばかりの方にとっては、コミュニケーション上のストレスが少ないです。
なお、 僕自身ですが、トンロー駅からふたつ先のプラカノンに住んだこともありますが、再び、トンローに戻ってきました。
プラカノンも好きで問題はないのですが、なんでも近くにあるトンローは便利ですし、徒歩圏内に洒落たレストランやバーも多いので、気分が華やぎますね。
なお、プロンポン、トンロー界隈は、あまり、中国人、韓国人は多くありません。
郊外に住む場合には、BTSの大混雑や渋滞は良く考慮することが必要
BTSスクムビット線の東方面への延伸に延伸を重ねている関係で、朝夕のラッシュが酷くなっています。
スコールの際には、僕自身の経験ですが、20分待っても満杯で乗れずに途方に暮れたこともありました。
このあたり、毎日の通勤がある方は事前に調べておいた方がいいですね。
一方、日本人感覚では、とにかく、駅近を求めますが、特に毎日の通勤がないなら、少し駅から離れたところでも、日本とは異なり、レストランやスーパーは充実していますし、ソイ(細い道)の奥まったところは非常に静かで快適です。
スクムビットエリアは、奥まったところに、物凄い豪邸が建っていることが多く、その分、ごちゃごちゃしていなくて、静かな暮らしが出来るので、個人的には、大通り沿いよりおすすめ、です。
僕自身のプラカノン居住時は、スクムビットという大通り沿いのコンドだったのですが、3階という低さもありますが、窓を開けると騒音と排気ガスが気になりました。
その点、駅やスクムビットから少し離れるだけで、小鳥のさえずりで目を覚ますような静かな環境で暮らせるのがバンコクの良さのひとつです。
コンドミニアムとアパートの違い⇒日本ではなじみのない点なので、要チェックdesu!
日本では、マンションとアパート、という使い分けをしますので、タイはじめ、外国の住まい探しをする時に最初は混乱するかもしれませんが、明確な違いがあります。
コンドミニアム
1ユニット(借りる部屋)ごとに別のオーナーがいて、それを借ります。
メリット:
同じコンドでも、ユニット毎にオーナーの嗜好や工夫が見えるので、凝った内装などアタリの物件に出会える場合があるのと、電気代が安い(電力会社からの原価のみで上乗せがない)
デメリット:
オーナー次第で、テレビ等備品の故障の際、対応が遅い場合がある。
実際に住んでみないと、対応が良いか悪いかは、わからない。
僕の最近の事例ですが、テレビが壊れたのですが、不動産会社に連絡したら、まずは状況チェックの上、新品に買い替えまで2週間でしたが、悪くない方だと思います。
アパート
1棟丸ごとのオーナーとなっているものです。
内装は殆どの部屋が同じ。
メリット:
備品やエアコンなどのトラブルの際、受付に連絡すれば、割とすぐに対応してくれる。
僕自身、最初はアパートでしたが、オーナーへのワンクッションがないので、何事も速く対応してもらえて快適でした。
結局、そのアパートには5年住んでしまいました。
デメリット:
電気代にアパートの管理手数料が上乗せされて、感覚的には、コンドミニアムの場合の1.5倍くらいとなります。
コンドミニアムであれば月に1000バーツ(約3400円)が、アパートでは1500バーツくらい(約5000円)になる、ということです。
ですから、僕のように、最初は簡単なアパートに住んで、1年後以降はコンドミニアムに移る、というのでも良いかなと思いますし、無駄なコスト負担は絶対に嫌、という場合には最初からコンドミニアムになりますね。
今、住んでいるトンローのコンドミニアムは、管理オフィスがしっかりしているので、何か不具合があったら、すぐに見てくれて親切で、助かっています。
これも、住んでみないとわからないのですが、契約期間を1年にしておけば、すぐに引っ越しできるので、悩みすぎない方がいいです
(海外に住むなら、あまり神経質すぎると疲れます)。
ローカルタイ人の賃貸物件の探し方
ほとんどが、直接、物件に出向いて空きユニットを探したり、あとは、電柱に空室情報と電話番号が書かれた(無断)看板があるので、そこに問い合せたりしています。
これにより、仲介手数料も掛からないので、一番安く住めるわけです。日本人でも慣れた上級者ですと、この方法で住んでいますね。
ただし、基本、タイ語のみの世界です。
フィットネスジム、プール、サウナ等のファシリティもチェックしましょう
今、住んでいるトンローのコンドミアムの家賃は6万円(35平米のワンベッド)ですが、フィットネス、サウナ、プールがあって、無料で利用できます。
僕自身、特にサウナは大好きなので、物件探しの際には重要ポイントにしましたが、個々人で、必要な設備(ファシリティ)が異なるので、事前に重要度を明確化しておくのをおすすめします。
良くないのは、実際には使わないのに、たくさんのファシリティがある物件に目を奪われること。
テニスやらないのにテニスコート付きの物件に住んでも、ボールの音がうるさいだけ、です。
(かつての経験ですが、隣のコンドのテニスの音がけっこう気になりました、、、)
一方で、いま、日本でスポーツクラブに月1万円くらい支払っているなら、この出費がなくなりますし、通う必要もなくなるので、とても快適な暮らしになりますよ。
https://twitter.com/kurisanbangkok/status/1308915743430529025?s=20
日本のテレビは見れる?インターネットは?
海外在住者用、インターネットテレビが便利DESU
コンドミニアムやアパートに最初から備え付けられているTVには、NHKしか見れないのがほとんどですが、このようなインターネットテレビサービスに加入すれば、月額1000バーツで、リアルタイム視聴以外にも、1週間から2週間くらい前までさかのぼり視聴も出来て、非常に便利です。
テレビに繋げるだけで良いので、ネットさえあれば、どこでも見れるということになります。
僕自身、これで、半澤直樹も生で観ました。
インターネットも快適になりました(この8年で)
僕がバンコクに移住してきた2012年と比べるとバンコクのネット環境は格段に良くなりました。
先程ご紹介したインターネットテレビを見るためには安定した通信環境が必要なのですが、映像が止まったり、見られなくなる事は殆どなくなりました。
YOU TUBEもほとんどストレスなく視聴できるレベルです。
自宅用の光回線が月600バーツ程度で、携帯電話には7日間で89バーツのデータパッケージを使っていますので、僕の1ヵ月のネット通信代は約3500円(1千バーツ程)です。
携帯電話の通話は全くしないので、データ通信料だけで、約千円。安いですね!
メイド雇えば、家事要らずで超快適
掃除、洗濯、アイロン掛け、から解放されます
バンコクで週3回、掃除洗濯アイロン掛けをしてもらって、相場は3千バーツ程度、1万円です。
僕自身、この金額で、アパートの受付からの紹介でしたが、最初のメイドさんは体調不良で1年で終了でしたが、次は4年間、ずっと同じ人でした。
通いのメイドがメインですが、欧米人は、住み込みで雇っていて、さらに、ベビーシッターも雇っているのを目にしますね。
単身生活であれば、メイドさんが来たら、まずは洗濯機を回して、洗濯の間に掃除ですが、洗濯終了前にいつも終わっていて、待ち時間は下のロビーで待機して、また戻って来る、という感じでした。
タイ以外の国では、メイドが帰った後で、家の物がなくなっていた、というような話を聞くことがありますが、バンコクでは非常にレアケースです。
実際、僕の周りで、そのようなトラブルに遭遇したことはありません。
メイドさんを依頼する場合の注意点
とりわけ、同じコンドミニアムやアパートの中で複数物件のメイドをやっている場合には評判を気にしますから、とても真面目にはたらいてくれます。
一方で注意点としては、
・休みが欲しいと申し出てくる事があるが、基本は、他の日に振り替えにしてもらうこと。
それが出来ない場合には、支払いの減額になるとはっきり伝えること
⇒日本人が苦手な部分ですが、甘過ぎると、甘えてきますから、毅然とした部分も必要になります。
雇用契約ではないので減額しても双方合意なら問題ありません。
ベストなのは、事前に合意書を結んでおくことですね。
・プライバシー、個人情報には注意する
⇒けっこう、おしゃべりなメイドさんもいるので、必要以上にプライベートな事(特に個人資産について、等)は話さないこと。
ご近所さんに筒抜けになっていたりします。
このあたり気をつけるだけで、あなたは、家事要らずの生活を得ることができます。
以上、バンコクの住まい探しと関連する情報をお伝えしました。
少しでも参考になれば、うれしく思います!