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気分転換などの対処だけでは、イライラ、ストレスの根本は改善しません
休憩を取る
トイレに行く
休暇を取る
といった対処は、その場のイライラを軽減するのには役立ちますし、気分転換は必要な事ですが、職場に戻ったら、また同じイライラが復活してしまいます。
あくまで対処法であって、問題解決にはならないということです。
お酒飲んで憂さ晴らしやギャンブルで発散、も同様、というよりも、むしろ有害で、今度やキャバクラやホスト通い、ギャンブルで消費者金融に借金を作り、仕事に悪影響、みたいな負のループに陥る可能性が高いです。
では、どうすればいいのでしょうか?
会社員当時、毎日のイライラ、ストレスに悩まされた僕自身が読んで絶大な効果があったのが本著で、今回の記事の参考としています。
もう怒らない 小池龍之介 著
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イライラする脳の仕組みを知る事が重要です
イライラ=怒りの感情とは、不快感を消したいと思う、反発のエネルギー
例えば、上司から、突然、本来、担当でもない業務を無茶振りされた時、
”何で、私がその仕事をやらないといけないの!”
みたいに、カ―っとなり、イラつくわけです。
イライラしたり、怒ると、不快物質が分泌されます
イライラすると、無意識のうちに、貧乏ゆすりをしたり、顔がひきつったりするものですが、それは、怒りのエネルギーに巻き込まれると、心が不快物質を生み出すからです。
科学的に説明するなら、
心が怒りを感じる⇒脳に信号が送られノルアドレナリンが分泌される
ということです。
結局、イライラする、怒りの感情を持つ自体、自分自身に大きな負担を与えるわけです。
でも、ここまで読んだ方からは、
と思われて自然と思います。
この点、説明します。
イライラ感情を制御する方法
怒りに占領されている自分を客観視する
「あー、いま、君は怒っているねえ」
と自分を客観視する習慣を、トレーニングして身につけていくのが効果的です。
心が怒りに占領されている自分を客観視する、のがとても重要です。
”(上司は)あんな言い方しやがって、と自分は思っているな”
と心の中で念じるのも有益ですね。
今の自分の感情自体が事実ではなく、単に自分の頭の中で作り上げられただけの考えにすぎない事がわかります。
日頃の日常生活から心を制御しておく
休み明けの午前中に当たり散らすことが多い上司、みたいなケースがあてはまりますが、要は、家庭内のストレスを職場で発散しているのですね。
いい迷惑ですが、、、
つまりは、日常の小さな不平、不満が職場でのイライラや怒りの種火になるので、常日頃から物事に対する不平や不満を感じないように心を制御しておきましょう、ということですね。
・レジで待たされてもイライラしない
・子供がぐずっても、イライラしない
・嫁の料理がイマイチだった
他にも、色々あるかと思いますが、日常から、イライラの火が起こりそうになったら、
いま、イライラしているぞ、と客観視して、怒りの種火を消しておく
のが大事ですね。
心の制御のトレーニング⇒座禅、瞑想のおすすめ
10分で、会議室でも自宅でもできる瞑想にトライしましょう
Googleのマインドフルネスで世界的に認知されるようになりましたが、日本には古くからあるものです。
会社員時代、横浜に住んでいたのですが、週に1回、鎌倉のお寺で行われている早朝座禅会に通っていました。
近くにこのような座禅会をやっているお寺がなくても問題ありません。
下記の手順で、気楽に瞑想してみましょう。
座禅、瞑想のかんたんな手順
- できるだけ静かな場所を選ぶ、椅子でもフローリングでも良いが、ラクに座れるところが良いです
- 目をほぼ閉じて瞑想開始。呼吸をゆっくり、深く繰り返す
- 呼吸に意識を集中する(今、吸っている、はいている、みたいに)
- 何か、雑念(仕事のことなど)が湧いてきたら、”雑念が湧いてきたぞ”と意識しつつ、雑念を排除して呼吸に意識を集中する
- 最初は10分くらいでオッケーですが、慣れてきたら、30分や1時間くらい、トライしてみる
再重要なのは、瞑想の途中、呼吸に意識を集中させて、雑念はひたすら排除することです。
座禅、瞑想のメリット⇒マインドフルネス
日常、私たちは、常に、スマホの情報洪水をはじめとする多すぎる情報、雑音に心を揺り動かされていますが、少なくとも瞑想中は、呼吸以外のインプットがない環境となります。
ここで、呼吸を意識、というように、自分の今の状態を客観視するトレーニングをすることにより、会社でイライラしそうになった時、
”あ、いま、自分は、上司の言葉にイライラしようとしているな”
みたいに、怒りの感情が沸騰する前に、
ここで怒っても自分を傷つけるだけだ。自分のために冷静でいよう
と思えるようになるのです。
このように、瞑想を通じて、今、この瞬間に集中していくことがマインドフルネスと言われていますが、日本では古くからある習慣ということですね。
瞑想、マインドフルネスのトレーニングにより自分の感情を制御できるようになったら、行動に移ります。
冷静な状態でイライラ、ストレス改善への行動をしよう
(例)電話がうるさい同僚や職場にイライラする
ヘッドフォンするか、ミーティングルームで仕事するのを断り、認めてもらう、など、今までちゅうちょしてきた事でも、サラッと申し出てみることですね。
言わなければ、何も変わりません。
でも、これが出来るのは、感情を制御して冷静になれた自分だから、です。
会議は時間内に行って欲しい、定時退社させてもらいます、等
いくら自分の感情を制御しても、例えば、時間外のサービス残業を強いられているのに対して、怒りの感情を沈めて祈っていれば、事態が改善する、なんていうことはありません。
言うべきことは、はっきり言うのが必要です。
この時、
”こんな事言ったら、上司からなんて思われるか、、、”
みたいに思いこむ、妄想するのは止めるべきです。
自分から求めていかないかぎり、永遠に(定年まで)環境は変わりません。
今までと、キャラ変したと思われるかもしれませんが、それが逆に良いと思います。
冷静に、かつ、毅然と、自分の権利を主張するのは大事です。
重要だから何度も言いますが、これが出来るのも、日頃から冷静で、イライラ、怒りの感情に揺さぶられない人になっているから、です。
許容限度超えた状況が変わらないなら、転職など、環境を変える
大企業なら、いずれ上司、同僚か自分が異動になり、環境が好転するのを期待できますが、例えば中小企業で働いていて、社長が怒りにまかせて行動するタイプ、怒りとか嫉妬の負のエネルギーが強すぎ、という場合には、負のエネルギーが伝播するので、転職した方がいいですね。
相手を変えられる、というのは無理ゲー。逃げるも上策です。