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一般的なタイ移住する場合のビザの種類
観光ビザ ⇒ まずは、ここから。ほぼ100%取れます
こんな方におすすめ
- 高額費用はかけたくない
- タイで仕事するつもりはない
タイには以下のような日系のサービス会社がいくつもあって、対応も良いところが多いです。
タイが暮らしやすい理由のひとつですね〜
観光ビザを取る(最長滞在120日間)
・まずタイに入国して30日(以内)滞在します。
・30日の滞在期限前に近隣国(最近メジャーなのはラオス ビエンチャンですね。僕自身、観光ビザ取得のため、行きました。なかなか、楽しいですよ)に行き、観光ビザを取得することで60日の滞在許可が得られます。
・60日の期限が切れる当日にイミグレーションに行き、30日延長の手続きを取ります。
この流れで、最長120日と、およそ1年の3分の一の期間、タイに滞在することができます。
教育ビザやロングステイビザよりも難易度は低いので、普通の方なら、ほぼ、大丈夫と言えます。
このように、とりあえず、3ヶ月くらい滞在、というのは難しくないので、
移住前から、あまり難しく考えすぎない方がいいです
ということなのです。
ビジネスビザ+ワークパーミットを取る ⇒最強、費用は会社持ち
こんな方におすすめ
- タイを税法上の居住国にして納税したい
- タイで働きたい
タイの会社に就職する場合には、ちゃんとした会社であれば、ビザとワークパーミット(労働許可証)を付けてくれます。
僕の場合は、次の流れで取得しました。
ビジネスビザ取得の流れ
・ノービザ入国した状態で、ラオス ビエンチャンに渡航
・2日間滞在して、初日で観光ビザ申請、2日目に受け取り、バンコク戻り
・観光ビザのステイタス取得した状態で、勤務先の会社にビジネスビザの申請準備をしてもらう
少し面倒ではあるのですが、以前所属していた会社の時も同じ流れでしたね。
一度はタイ国外に出ないといけない
というのは面倒に感じるかもしれませんが、ラオス観光したりと楽しい部分もあります。
なお、ビジネスビザの申請は、代行業者に依頼しましたが(日系企業のほとんどどはそうしています)、まあ、会社の登記簿関連やら、営業報告書やら、勤務状況の写真やら、実に多くの書類の山でして、自力での申請をあきらめなさい、と言われているように感じますね。
でも、一度取得してしまえば、後に取得できるワークパーミットと同様、1年ごとの更新だけで、もう出国の必要もなくなるので、何の心配もなく滞在をエンジョイできます。
タイを税法上の居住国にする
タイの会社に所属して、給料をもらい、納税する場合、税法上、タイが居住国と申告できると思います(日本の税法については、専門家にご確認ください。僕の場合は、このようにしています)。
従いまして、税法上の居住国を日本ではなくタイにしたい、という場合には、タイの会社勤務(所属にする)というのは有効な方法です。
知り合いの中には、フルタイム勤務でなくても、タイの会社の経営者が友達で、労働許可証を発行してもらっている、という人がいます。
きちんとタイで納税しているので、問題ありません。
なお、出国する方に必要な手続きとしてはリエントリー パーミットというのもありますが、参考までリンクを貼りますね。
なお、タイの会社は安定した日本人の求人があります。
給料は日本時代よりは低くなっても、タイ料理の生活だったら、十分に賄えるレベルですし、何より、海外で仕事するって、けっこう楽しいですよ。
留学ビザ ⇒最近、厳しくなっている
これは、現時点(2020年7月)で、非常に取得が難しくなっていると聞いています。
僕が最初に移住してきた2012年には、日本人友達でバンコクの英語学校(週に3回で非常にゆるかった)で留学ビザが下りていたのですが、あまりにゆるすぎでオーバーステイなどの問題が頻発したり、学校の方にも色々と問題があったりで、厳しくなった模様です。
まだ100%ダメ、ということではありませんが、あまり期待し過ぎない方が良いと思います。
タイランドエリートビザ ⇒ノマドライフ希望の若い方には最適
こんな方におすすめ
- 50歳未満で、タイの会社で働かないけど、長期滞在したい
- 200万円くらいをビザ代として支払うのに抵抗感ない
フィリピン SRRVのような35歳超えたら取れる若年層向けリタイアメントビザの制度が無いタイでは貴重なビザ。
詳細は下記に書かれていますが、要点だけ言うと、5年間で50万バーツ(約180万円)です。
空港送迎など付帯サービスもありますので、この金額でウッとならない人は、割と簡単に取れるのでおすすめです。
僕の複数の知り合いが持っており、空港に行く際に、リムジンに同乗させてもらいましたが、スワンナプーム空港で下車時、女性スタッフ2名が車寄せで待機しており、出国審査の所までアテンドしてくれました。
セレブ感を味わいたい方には、最高かもしれませんね 笑
なお、新興国のビザの中には、地方自治体の開発案件、投資とセットになっているものがあって、正直、いつか無効になるのでは?といったものもありますが、タイランドエリートについては実績もあり、問題ないと思います。
リタイアメントビザ(ロングステイビザ)を取る ⇒ 50歳以上の方向け
こんな方におすすめ
- 50歳以上で、300万円くらいの預金があるか、年金収入がある
50歳以上の場合におすすめなのが、ロングステイビザです。
詳細は、下記のサイトが役立ちますが、ざっくり言うと、
80万バーツ以上(280万円以上)の預金残高か年金証明書(月収65,000THB以上又は年収80万THB以上)
が申請のための要件となります。他に無犯罪証明書などありますが、ほとんどの人には問題無いと思います。
中には、この預金金額がクリアできない人がいて、そんな場合にはビザ代行業者に手数料を支払えば、何故か申請できるサービスがあります。
要は、業者さんが見せ金を用意して、ビザ取得完了したら、すぐに口座から引き出す、という事です。
ただし、この手法は次第にチェックが入っていると聞いていますし、新型コロナにより、医療保険の加入をはじめ、外国人に対するチェックがゆるくなることはないと予想できますので、無理はしない方がいいですね。
あとは、知り合いで、日本のタイ大使館で申請しようとしたら、えらい、手続が煩雑だった、とも聞いていますので、基本的には、バンコクにある日系のサポート会社に依頼した方が疲れないと思います。
もちろん、独力でやれない事はないのですが、疲れない、ストレス少なく、というのも大事だと思います。
このあたりは価値観ですがね。
ダメ絶対! ビザランの繰り返し
タイ通を自称する人のSNS投稿などでたまに見るのが、
俺はビザ無しで毎月、陸路でタイに出入国を繰り返したり、日本とも行き来しているが全然大丈夫だぜー
みたいな武勇伝ですが、別にビザを取ることはダサイ事でも何でもない普通の事ですので、いざという時に入国禁止リスクが突然出てくる事をやるのは賢い行動ではないと思います。
なお、ここで言う、ビザランとは、
タイには滞在期限ぎりぎりの30日近く滞在した上で、隣国に陸路移動して、再度、タイ入国、30日滞在
これを繰り返している人の事です。
あとで、正規のビザを取ろうとしたときに、過去の履歴がネガティブな判断に繋がるリスクがあります。
(実際、ヴィエンチャンで、そのような人を見ました)。
年に数回、旅行でタイに来る人は全く心配ない
逆に真面目で心配性な方から聞かれるのが、
年に数回、ゴルフ旅行しているのですが、タイの入国制限に引っ掛からないでしょうか?
ということですが、年に5回とか10回くらいでも、数日滞在する位であれば、よほど挙動不審とかでもない限り、入国拒否にはなりませんから、ご安心ください。
僕自身、バンコクの日系企業で働いていますが、日本から毎月のように来るお客様で入国時に面倒があったということは全く聞いていません。
タイ移住して、ビザがないと困ること、デメリット(アパートは借りられます)
ビザ無しの場合、基本、30日間しか滞在できない
過去には有効だった、毎月のように隣国の国境越えする、ビザランについては、かなり厳しくなりましたので、長期滞在したいのであれば、やはりビザは必要ですね。
銀行口座の開設が難しい(100%不可ではないです)
タイ非居住者向けの口座も開設できるのですが、制限があったりしますし、海外送金には労働許可証見せて、と言われたりもしたり、他国と同様、外国人向けの銀行口座開設は難しくなっていますので、このあたりはビザがあった方が良いのは間違いないです。
でも、ビザ無しのデメリットは、この程度ですので、年に数回、ゴルフとリラックスのためにタイに来る、というような場合には、ビザは全く要らないです。
結論:移住前にビザの事は考えすぎない方がいい、まずは短期滞在してみる
ぶっちゃけ、お伝えしたい事は、
移住前から、あんまり、ビザについて難しく考えすぎない方が良い
ということです。
いままで、沢山の方から質問を受けてきて感じたのは、
移住前にビザ等、住むのに必要な事をあれこれ考えていたら、しんどくなって、結局止めてしまった
というケースがあまりに多いことです。
生真面目さからこうなるのかもしれませんが、別にアフリカに行くとか、片道12時間の飛行機の移動が必要な訳でもないのがバンコクです。
片道6時間程度で、週末だけでも来れます。
それで、実際に来てみたら、本当に好きになった。
そう思ってから、ビザについて真剣に考えはじめて、全く遅くはありません。
タイで暮らしたい、と強く思うようになったら、ビザの手続きが多少面倒でも、嫌にはならないものです。