セブに語学留学したいと思っているけど、いつから行けるのか?
新型コロナの影響はどんな感じ?
なお、この記事で特定の学校の紹介はしませんので、それに期待している方は時間のムダですので、読まない方がいいですよ。
Contents
今年中(2020年)のセブ語学留学は無謀。授業料の先払いは絶対に止めましょう。
理由1)新型コロナ感染が収まる見通しが立っていない
2020年7月17日付け、CEBU DAILY NEWS 記事より
中央ビサヤ地区の本日の新規感染者262名は全てセブ
感染者合計:12,931名
新規感染者262名の内訳
セブ市:97名
セブ州:80名
マンダウエ市(セブ市の隣り):28名
ラプラプ市(空港がある所、マクタン島):57名
という感じで、ロックダウンと緩和を3月以降繰り返していますが、経済活動の本格再開は全く見通せませんし、語学学校も当然、クローズしたままです。
現在、外国人のフィリピンへの入国は、フィリピン人の配偶者以外はビザ保有者であっても認められていませんから、入国自体が無理、ですし、
入国許可=安全な滞在の保証
でもありません。
フィリピンの医療費は高額ですから、あらかじめ、海外旅行保険の加入など、備えておく必要もあります。
※2020年7月17日追記
8月1日から長期ビザ保有者の入国を認める、との報道がありましたが、これは、今後、セブ語学留学をする方は対象に入りません。
理由2)一部のセブ英語学校で返金問題が発生している
今回のコロナは天災だ、という理由で返金に応じない、あるいは、半額程度しか返済しないという学校を批判するツイートが数多く投稿されています。
本記事の趣旨は返金問題自身ではないですし、各学校や留学エージェントさんの側にも立場とか主張があるでしょう。
ですから、ここで具体的学校名を出したりリンクを貼るのは差し控えますが、返金、キャンセル問題が発生した場合、解決は簡単ではありません。
フィリピンに支払ったら、日本で解決は出来ません
なぜなら、支払った先は日本ではないので、日本の消費者庁に相談しても対応してもらえません。
では、フィリピンに訴え出る、と思っても、そもそも、言葉を習いたいからセブ語学留学なわけで、まともに意思疎通できず、結局、泣き寝入りになってしまうのです。
(ただし、最近ではツイッターがかなり効果あり、悪質業者は炎上した上で、いずれ淘汰されるようになってきています。)
いずれにしても、一部の学校で返金問題が発生しているのは事実です。
先が見えない今の時期に来年以降の学費を先払いする、というのはリスクとリターン(メリット)が全く見あっていない行動です。
理由3)フィリピン経済の落ち込みがひどく、セブ語学学校の経営にも影響出るし、治安悪化も懸念される
OFWの失業などにより、海外からの送金が前年比16.2%の大幅減少(2020年4月の実績)
加えて、職を失ったOFWのフィリピン帰国により、今後、国内の求職数も増えますから、正念場となります
OFW( OVERSEAS FILIPINO WORKERS ) 、いわゆる出稼ぎフィリピン人がGDPの約10%を稼いでいたのですが、2001年以降、最悪の落ち込みとなっています。
2001年以来で最低の送金金額見込み
これはフィリピン全体の数値ですが、セブについては、おそらく、さらに経済の落ち込みは深刻になると予想します。
理由は、セブはフィリピン第2の都市とはいえ、観光以外の有力産業がないからです。
セブで不動産ビジネスをやっていた僕が感じた、セブ経済の偏り
2017年から2019年にかけて、セブ、マクタン島(空港がある島)の不動産賃貸、売買仲介の仕事をやっていた時の経験です。
当時、中国人のオンラインカジノ従業員の流入がはげしく、コンドミニアムの空き部屋はすぐに埋まっていき、活況を呈していました。
ただし、他には観光客、リタイアした人の需要しかなく、非常に偏った状況でした。
かろうじてあったのが、セブ マクタン空港近くの工業団地の日本人駐在員の入居者でしたが、あくまで少数であり、2020年7月時点では、中国人の大部分は帰国し、空室だらけの状況です。
観光に頼ってきたのが、新型コロナにより外国人は全く来れなくなり、フィリピン人の国内旅行も制限されている、さらに、語学学校もクローズですから、壊滅的な経済への打撃です。
コロナ前から、決して治安は良く無かったセブですが(携帯電話のスリなどは、実はかなり発生、特に日本人は被害に遭いやすい)、今後、外国人の入国が許可された場合、貧困に苦しむ人達が犯罪に走る可能性は低くない、そのように冷静に考えるべき、です。
これは、外国人の入国が再開されて以降、3ヶ月程度は様子を見て、強盗などの被害がないか確認した方がいいですね。
早く支払をする意味は? 急いでセブ語学留学に参加するメリットとリスクを天秤にかけよう
いま、支払ったら絶対ダメ!学校再開してから、3ヶ月は様子を見ましょう
いくつかのセブ留学情報サイトを確認しましたが、もう数ヶ月情報が更新されていない所もあります。
8月から学校再開予定、という記載がありますが、これは100%ありえません。
個人的見解になりますが、外国人留学希望者の入国許可は早くて、2020年の10月以降で、2021年以降にずれこむ可能性だって十分に考えられます。
なにせ、東南アジアで最悪の感染状況となっているフィリピンですから。
それに、仮にフィリピンが認めたとして、そこに、我れ先と行きますか?
と聞かれたら、ほとんどの人は多分、ノーと答えるでしょう。
このような状況なのですが、ツイートに流れて来るのは、
留学エージェントさんから、来年の受付をはじめていて、今、円高の時に支払っておけば、来年円安になっても安心ですよ、返金は大丈夫ですので
といったものですが、これを信じて支払うのは、あまりに無知過ぎです。
日本人に多くあるのが、
- 言われたことを、そのまま信じてしまう
- 規約やキャンセル ルールを確認しないで、メールだけで信用する
こういった事ですが、これを信じて、数十万円を払い込むというのは危険すぎますね。
為替とか、早割りがお得です、と言われたとしても、まだ再開するかどうかも判らないものに対して、大事なお金を払っては絶対にいけません。
再開になってから、3ヶ月は様子をみて、留学検討している学校がどのように運営されているか、検索してチェッックした上で判断するのが良いです。
まずは、日本にいながら勉強しましょう
セブ語学留学以外の国への留学も当分厳しいです
セブ、フィリピンだけではありません。
アメリカも外国人に厳しい措置で、新規の留学生のビザは非常に厳しい状況です。
オーストラリアなども同様ですので、おそらくは、2020年は、どこもいけないでしょうし、2021年以降も未知数です。
英語は日本でも、いくらでも勉強できます
留学をしたいと思うなら、そもそも、英語を勉強したいはずです。
まずは、日本のスクール、オンラインスクール、あるいは、参考書などの独学で学習を積み上げていくのをおすすめします。
ちなみに、セブの語学学校の中でも、いちはやく、オンライン授業をメインの運営に切り替えた所がありますが、ステマではないのですが、経営戦略としてもクレバーですし、良心的とも思います。
このように、留学の再開は未定、と言い切っている所の方が信用できます。
語学留学で成果上げるのは、日本で勉強していた人です
語学留学は、英語力を飛躍させるきっかけになるのは間違いないのですが、だからといって、日本で勉強できない訳でもないので、まずは、今すぐ、やれることからはじめるのをおすすめします。
フィリピン時代、沢山のセブ語学留学経験者と接してきましたが、英語力高くて、かつ、留学後、良い仕事に就職した人の全員が、
留学前から日本で英語学習していた
ことがわかりました。
ある程度の基礎を身につけてからセブ語学留学に来たので、毎日、長時間の授業にも挫折せず、英語力がアップしました、とみなさん、言っていました。
いずれは、新型コロナも収まり、留学受け入れ再開となるでしょうから、それまでは日本で英語学習しておき、飛躍の足掛かりにしていただきたいと思います。
英語出来たら、良いことばかりですから!
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