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結論:語学留学の学費の先払いはダメ、絶対
語学留学再開時期は全く未定なのに、いますぐ学費を支払うのはリスクが大き過ぎる
詳細は、1ヵ月前にブログに書いていますが、フィリピンの新型コロナ収束に終わりは全く見えていません。
というか、悪化する一方です。
これだけ厳しい状況下にもかかわらず、学費を集める
⇒将来の、その生徒自身ではなく、当面の運転資金に流用される、と考えるべき、です。
下記のようなツイ―トがあります。
https://twitter.com/kurisanbangkok/status/1295598216864440320?s=20
スレッドをたどっていくと、元のスレッドがあるのですが、引用させていただきます。
すみません、セブ留学キャンセルして1ヶ月以内に返金するって言っておきながらまだ何も連絡来ないんですがどうなっているんですかね?ただでさえ多額すぎるキャンセル料とられてるのに、せめて返金期日くらい守ってもらわないと困ります!!
新型コロナ前に学費を支払い済みの方のツイ―トですが、
・キャンセル料金の支払い(返金から差し引かれる)には同意したのに、約束の期日になっても返金がなく、連絡もない
という内容です。
この学校と同じ所が先払いを案内している訳ではないですが、大事なお金を支払う側として、いま、セブの語学学校で起きている返金トラブルの実態を理解すれば、先払いの危険の大きさは簡単にわかるはずです。
円安になる前に支払った方が得ですよ!は本当か?
実際に、このような営業トークを受けた方がいました。
”もし、学費が1万ドルだとしたら、もし、来年以降、1ドル120円になったら、日本円では大幅に支払い金額が増えるから、今、支払った方が得ですよ”
という内容でした。
中には、
と思ってしまう人がいるかもしれませんが、残念ですが、多少、為替リスクをヘッジ(回避)する方法を知っていれば、こういうトークを受けた時点で、
あー、この人怪しいな
と確信できるものです。
ということで、語学留学の学費の先払いについては、
先払いはダメ絶対! 少なくとも、再開後、最低3カ月は日本で様子を見て、候補の学校の運営状況をチェックしてから決めましょう
という結論で終わり、にしようかと思いましたが、最近、気になっているのが、語学学校以外にも、海外を周遊するクルーズツアー会社でも、再開時期は全く未定なのに、早割り、とか、円安リスク回避のため、今の支払いがお得です、みたいなトークをしている所があることです。
掲示板を見たりすると、その会社では、すでに、キャンセルしたお客との間で返金トラブルが発生しているのにかかわらず、新規の募集を大々的に行っているのです。
こうした募集に引っかかってしまう人の中に居ると思われるのが、
為替リスクのヘッジ方法を知らず、必要以上に恐れる人
なのですが、今回、個人で簡単にできる為替リスクヘッジ方法を紹介したいと思います。
為替ヘッジという手法を覚えましょう(個人でも簡単な3つの方法)
学費全額を米ドルに両替してしまう
両替手数料はかかりますが、仮に1ドル100円が120円になったとして、学費が1万ドルなら、支払い金額は100万円から120万円になります。
ここで20万円損するわけですが、一方、1ドル100円の時点で100万円をドル(1万ドル)に両替して金庫にでも保管しておく(外貨預金。MMFでも良いですが、手数料を確認してください)。
学費の支払いが増えた分(損した)とほぼ同額分、1万ドルを円に戻したら(儲かる、手数料を除けば100万円が120万円になって戻ってきます。微々たるものですが、利息が付く可能性があります)ので、トータルの差し引きは、ほぼゼロ、となる。
海外の銀行口座に100万円をドルに変えて入金しておく
口座持っている方限定ですが、こういうやり方もあります。
以前、HSBC香港の口座開設サポートをやっていた時、多くの方にこの方法を教えました。
当時は、1000万円でも2000万円でもハンドキャリーで入金出来たので(日本から出国の際には税関に届け出は当然やります)、良い時代でしたね。
2012年には1ドル80円だったのが、アベノミクスにより2015年には120円台半ばまでのドル高円安が進んだので、多くの方から感謝いただいたものです。
マカオのバ―で、シャンパンをごちそうになったり。
海外の銀行に移しただけなのに、円ベースでみたら、3年で1.5倍になった訳ですからね。
2千万円預けた方は、3年後、円ベースでは3千万円になっていましたからね。
FXでドル買い、円売りのポジションを持つ
FXと聞くと、ネガティブイメージ持つ方がけっこういらっしゃいますが、これは投機的なFXとは異なり、将来使うお金の為替リスクをヘッジ(回避)するものです。
FXをこのように使うのはとても有効です。
FXが怖いと食わず嫌いの方には、一度、この手法でFXに慣れると、このように、投機ではなく実需のFXという選択肢が増えてお得です。
海外不動産投資で、プレビルド(プリセール、完成前販売)のコンドミニアムを購入するが、頭金を3年間、毎月1000米ドルづつ払い続ける、という事例。
会社員、公務員の方で安定収入あるならば、毎月の給料から10万円を支払うのは問題ないが、いま、360万円の現金を用意してドル現金に換えるのは厳しいというのは多いでしょう。
このような場合、FXでは、(計算を簡単にするために)4万ドルとした場合、4%で1600ドル、16万円の証拠金をFX会社に入金すれば、400万円で4万ドル分の為替予約ができます
(25倍は最大レバレッジですので、証拠金は多く入れたほうが安全になりますが、最低金額はこんなところです)。
※1ドル100円と想定
相場が逆になったら、どうなる?損したくないです。。
確かに、FXなどで為替取引した分は損失になります。
ただし、一方で、学費の支払いであれば、円建ての金額は減るわけですから、トータルは同じことです。
(例)1ドル80円になったら、FXでは20万円損しますが、一方、学費の支払は100万円から80万円に減ります。
なお、マニアックですが、FXで損失発生した場合、所得税の損益通算が出来る場合があります。大雑把にいえば、節税になるということです。
税に関する詳細は、税理士など専門家に確認してくださいね。
実需のFX、為替ヘッジは海外移住予定者、海外ノマドにも有効です
将来的な海外移住や海外ノマドワーカーを考えている方にも、為替ヘッジは有効ですし、精神的に安心できます。
海外ノマドワーカーの多くが、収入源は日本円のみですので、もし急な円安となった場合、海外での生活が厳しくなりますし精神的に損した気分、ストレスになるのを多数見てきました。
僕自身も、2014年ごろは、海外で日本のクレジットカードを使うと、円建て金額が高いなあ、と感じることが多かったのを思い出します。
ですが、例えば、1年分と想定する海外での生活費を、とりあえずFXでドル買いにしておけば、安心出来ます。
仮に300万円(レートは1ドル100円とします)は3万ドルとなりますが、100万円証拠金を入れれば、レバレッジ3倍で、為替が円高に動いたとしても、33円の円高、つまり、1ドル67円にならない限り、証拠金はゼロにはなりません。
仮にこうなった場合、FXでは損しますが、一方、円の収入はドルベースでみたら大幅な価値上昇となりますから、プラスマイナスではほぼゼロ、となります。要は、損もしないし利益もない、ということです。
最近、為替が大きく動いていないので、円安とか円高問題はあまりトピックになりませんが、相場の言葉で三角もちあい、というものがあります。
動きが静かな後、突然、一方向に大きなトレンドとなる場合があるので、注意が必要です。
具体的アクションは?
語学留学など、先払いは、慎重にすること
学校が再開されてから、最低3カ月は様子を見る事ですね。
ツイッタ―などで返金トラブルが発生しているところは、避けるのが安全です。
しばらくは日本で英語学習が良いですね。
無料なので、体験レッスンを受けてみるのがおすすめ、です
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FXは怖い、で思考停止しない方がお得です
小規模ロットでいいから、試してみるのをおすすめします。
アベノミクスの時は、僕自身もそうですが、周りの人たちも、簡単に儲けることができました。
かならず、そういった時期は、また来ます。
(非常に分かりやすいトレンド、ということですね)
初心者におすすめのFXなら、
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FX以外でも資産運用について勉強して、だまされないようにしましょう
語学学校の円安トーク?にも、このような知識があれば、全くゆさぶられなくなります。
知識増えれば、騙されにくくなるし、選択肢が増えますよ。