元Googleが、業務委託だった、ということで経歴詐称疑惑が出て話題の竹花貴騎さんの一件から、非常に沢山の気づきをいただき、考察している事が沢山あるのですが、今日は、サイコパスについて書かせていただきます。
カリスマ、とか、教祖様みたいに崇められる人間の中には、サイコパスがいるものです。
(おことわり)
筆者は、竹花貴騎さんがサイコパスである、と言及はしませんし、本記事はあくまで、竹花貴騎さんの一件から気づきをもらい、一般的なサイコパスに関する解説をするものですので、その点、ご理解ください。
サイコパスとは何か?
反社会性パーソナリティ障害、という精神病を持つ人の事を呼んでいます。
簡単に言えば、一般の(平凡な)とは大きく異なり、偏った考え方や行動を取る人の事をいいます。
日本全体では、約150万人くらいいる、と推定されています。
ただし、サイコパスの全てがテレビドラマに出てくるような殺人鬼では決してなく、全てが犯罪者、ということでもありません。
程度の差もありますし、恐怖心を感じないので、投資家や外科医で成功する資質を備えている、とも言えます。
ただし、言いかえれば、サイコパスと接することになった人の中には、人生を狂わされたり、大金を失ったりする、いわば被害者になるケースが多いので、注意が必要な訳です。
サイコパスかどうか判別するのは、初対面では難しい
なぜなら、初対面で魅力的と感じる要素を兼ね備えているのが、サイコパスだから、です。
社交的
会話上手
社会的地位(見せかけも含む)
がいずれも優れていて、非常に魅力的に見えるのです。
僕自身、強烈なサイコパスに遭遇した経験がありますが、最初は、素晴らしく魅力的な人、としか感じず、実質的に、崇拝するようになってしまいました。
サイコパスかどうかを判定するポイント7つ
ウソや盛り過ぎの話しが目立つ
罪悪感ゼロのサイコパス
サイコパスの特徴のひとつは、
嘘に全く罪悪感がない
ことです。
普通の人間は、嘘をついたら、どこかに後ろめたさを感じるものですが、サイコパスには全く、このような感情がありません。
後ろめたさもないですし、さらに、相手からウソを追及されることへの恐怖心もないので、いくらでもウソを付くのです。
ばれたら、訂正する、消去する、誤魔化せば済むと本心から考えています。
ただし、次第にウソ、矛盾、怪しい点が見えてくる
異様に口が上手いので、出会った直後は 魅了されてしまうのですが、時が経つに連れて、矛盾や嘘、怪しい点が出てくるものです。
一方、親しくなった相手には、少しづつ、故意に荒唐無稽(ありえない)な話しをして、マヒさせる(例 俺には有名経営者が教えを乞いにやってくる、など)というテクニックを使います。
言われた側は不思議なもので、ありえない話しなのに信じてしまうようになるのです。
マインドコントロールの一種です。
恐怖心を持たず、ハイリスクな事でも平気に行う
優秀な外科医に一定のサイコパスが存在する、と言われているのが理解できます。
万が一、手術が失敗して医療裁判になったらどうしよう、と考える”普通の”人間ではできない、難易度の高い事でも、平気で出来てしまうのが(優秀な)サイコパスの特徴です。
また、投資家、トレーダーにもサイコパスはいます。
損するという恐怖心を元々持ち合わせていないので、ストレス耐性に強いのです。
他人をコントロール、支配することに快感を覚える
出会った頃は、優しかったのが、突然、豹変し、行動を束縛したり、朝、メールを送ってきて、到底消化できないスケジュールを押し付けたりします。
被害者になる側の普通の人は、なんとか、要求に応えつつ、相手の良心を刺激して、無理難題が収まることを期待するのですが、サイコパスはそもそも、良心を持ち合わせていないので、無理難題を相手がこなしたら、さらにエスカレートした要求を突き付けてくるものです。
相手が苦しんでいるのを見て快感を覚えるのがサイコパスです。
10年以上の長い付き合いの親友がいない
初対面では実に魅力的で、沢山の人が集まっているのに、なぜか、長い関係の親友がいない、という場合には、サイコパスを疑うべきです。
僕が出会ったサイコパスには、ひとりも長い親友はいませんでした。
なぜなら、サイコパスの人間関係は、利用する、しかないからです。
他人を騙すのが得意なのにもかかわらず、身近だった人から騙される
人の心理を読むのが得意なサイコパスなのに不思議な欠点なのですが、僕がかかわったサイコパスは、大体、2年に一度は、側近みたいな人に騙されていました。
おそらくは、損するという恐怖心がないから、でしょう。
猜疑心は強い筈なのに、いとも簡単に騙される、という常人には理解できない性質を持っています。
形勢不利になると、急に被害者を装う
国家に狙われている、とか、競争相手から妨害されている、といった話しが得意なのですが、なぜかというと、決して、自分の非を認めない、責任を取らない、というサイコパスの特質があるから、です。
成功したら、自分の手柄。
失敗したら他人の責任。
これがサイコパスの流儀なのです。
犯罪行為は直接手を下さず、身近な手下などにやらせる
例えば、社員に嫌がらせをする場合、直接ではなく、既に支配下に置いた別の社員を使い、嫌がらせをする。
もし、その後に追及されたら、俺は知らない、やっていない、とシラを切るのです。
相手に脅迫する時にも、実に巧妙で、直接的に犯罪行為となる文言は使わないものです(ただし、1年後とかになって、裁判になったら不利な証拠となるような脅迫行為は行います。しょせん、超短期目線で、相手を屈服させようとするのです)。
北九州での連続殺人事件がありましたが、あれは典型的なサイコパスの手口ですね。
サイコパスだとわかったら、どう接するべき、か
速やかに、距離を置くことです
友人 知人関係なら会うのは止める。
会社の上司などの場合は、会社のルールがあるから、なんとかしのいで異動を待つか、人事部門に相談する。
オンラインサロンなどならば、すぐに退会する。
このように、とにかく、距離を置くことです。
間違っても、話しあいで事態を改善しよう、と思わない事です。
サイコパスの場合、他人=利用、搾取対象、でしかありませんので。
あくまで法律の枠内で争うこと
サイコパスは賢く、実質的な違法行為でも、相手が苦しむ事であれば喜んで仕掛けてきます。
一方で、こちら側が弁護士を立てて、弁護士から連絡すると、途端に大人しくなるものです。
サイコパスは場外乱闘を好むのですが、決して同じ土俵に乗らない事です。
良心を持ち合わせていないので、理解しあえると期待しないこと
人間だから、必ずわかりあえる、という信念を持つ人がいるのはわかりますが、サイコパスには良心がありません。
そんな相手を説得しても、むしろ逆襲を食らうだけです。
距離を置いた上で、弁護士や警察などの公権力に相談して、直接は対決しないことですね。
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