竹花貴騎さん界隈が炎上していますが、今まで、いわゆる情報商材で大金を失ったりしたり、100%儲かると言われて投資したら、主宰者が行方不明になった、みたいな話しを数多く聞いてきました。
ほとんどの場合、首謀者が詐欺的な行為をしているものですので(刑法上の詐欺罪で立件できるかは別問題です。立件は簡単ではありませんから、ちょっと話しが食い違ってトラぶった程度で、相手を詐欺師呼ばわりするのは、逆にリスクが高い行為です)、今回は、詐欺師を見分ける方法を10個のポイントにまとめてみました。
※竹花貴騎さんが詐欺的行為をしている、と僕は言及していませんし、事実関係を把握している訳でもありません。
あくまで、竹花貴騎さんの一件から気づきをもらっている、というご理解をいただければと思います。
Contents
- 1 詐欺師を見分ける10個のポイント
- 1.1 証拠だという写真や資料は、ほとんどが自作のもので、信頼できるメディアなど発行のものではない。また、エビデンスを出さない
- 1.2 不祥事などの際、記者会見ではなく、自分のYouTubeチャンネルで、釈明して終わりにする
- 1.3 表に出てくるのは、本人だけ
- 1.4 一部の有利な事実ばかり、強烈に主張する
- 1.5 自分に不利な部分は、徹底的に削除したり隠し、削除記録を残さない
- 1.6 自分が不利になると、激昂したりして、感情での揺さぶりを仕掛ける
- 1.7 被害者意識を装う
- 1.8 意味ない所で弁護士を使う
- 1.9 寄付とか慈善団体をしきりに強調する
- 1.10 どこかに反社会性、ルール違反を平気でやっていることへの、認識ギャップが垣間見えてしまう
- 2 この人、なんかおかしいかも?と思った時に、やってはいけないこと
- 3 まとめ:詐欺師に引っ掛かるのは、自分の心に付け入るスキが出来た時です
詐欺師を見分ける10個のポイント
以下の複数に当てはまる場合には、詐欺師的な人物である可能性がありますので、さらに詳細な調査をすることをおすすめします。
(これだけで、詐欺師かどうかを断定できるものではありませんので、その点ご理解くださいね)
証拠だという写真や資料は、ほとんどが自作のもので、信頼できるメディアなど発行のものではない。また、エビデンスを出さない
例えば、売上や報酬の入金画面だって、いまや、簡単にねつ造できます。
ですから自作の収入証明とやらは、僕は全く信用しません。
信用するとしたら、確定申告書、くらいですね。
それと、詐欺師の常套手段は、日頃から嘘だらけなので、まともなエビデンスを出さないことを”習慣付け”にして、相手に慣れされるようにする傾向があります。
○○の経費で10万円かかりましたので、振り込んでください
と言ってくるのですが、何の領収書も記録もない。
でも、そんな日常を繰り返していると、騙された側も、そんなものか、と思ってしまうものです。
詐欺師は、
いつでも、ごまかして利益取れるように
時間をかけて、カモを養成していくのです。
不祥事などの際、記者会見ではなく、自分のYouTubeチャンネルで、釈明して終わりにする
人生の中で、大勢のメディア記者にライトを当てられて、厳しい質問攻めにあう人はほんの少数ですが、僕自身、以前新聞社にいましたので、取材された方の感想を聞く機会がありましたが、
恐ろしいほどのプレッシャーでした
と言っていました。
記者達は、あらゆる手を使って、失言を引き出そうと攻めてくるものですが、最近のインフルエンサ―、ネット起業家は、このような記者会見に出ることはなく、自身のチャンネルで済ませることが多いですね。
でも、これって、自分の好きなように編集できますし、適当な聞き手役と出来レースを演じることも簡単です。
その上で、
もう、語りつくしたので
みたいに言う訳ですが、何の質問にも答えずに終了させる、という対応する人の場合には、注意が必要ですね。
表に出てくるのは、本人だけ
大会社の社長を自称しているのですが、部下たちの顔は見えないし、あったとしてもフリー素材だったり、、、
実業を運営している実態がないから、まともな部下がいないのと、もう一つの理由の方が重要なのですが、
あらゆる場面で嘘をつく人間は、ひとりで動きたがる傾向
ということもあるのです。
良く、”私は、人に仕事をお願いするのが苦手で、、、” みたいに、あたかも、気遣いの人を強調するケースがありますが、実際のところは根っからの嘘つきで、部下などを絡めると、嘘がばれてしまうから、ひとりで何でもやる、という事は、かなり多いものです。
一部の有利な事実ばかり、強烈に主張する
いくら詐欺師でも、嘘でない事はやっています。
詐欺師はこれを利用するのです。
とりあえず、何か、社会貢献みたいな事をやったとします。
そうしたら、その事実を極限まで利用して、
他も同じように、実態があります
という話の持って行き方をする。
ロジカルに考える人は受け入れませんが、
私は1千万円寄付したのは、事実だと証明されていますよね。
同じように、1億円、他にも寄付したのは、全て事実です。
このような話し方をされても、僕には全く響かないのですが、信じる人がいるのが残念ですね。
自分に不利な部分は、徹底的に削除したり隠し、削除記録を残さない
自分に不都合な事がばれたら、ツイートでもYouTubeでもしれっと消すのですが、訂正しました、削除しました、とは言いません。
→ただし、魚拓(スクリーンショット)を取られるようになってきたので、最近では逆効果の部分が目立つようになっていますね。
お祭り状態となる原因となっています。
それから、YouTubeで登録者数を隠している人物もかなり怪しいですね。
設定により、チャンネル登録者数を非表示にすることは出来るのですが、理由はシンプルで、登録者が激少ないから、です。
一方、再生回数は消せないので、どうしても公開されてしまうのですが、仲間同士で、人為的に再生回数を増やすことをやっている人たちもいます。
都合の良いツイッターのフォロワー数だけ自慢して、数が少ないYouTubeは隠す、というアカウントがありますが、まあ、僕からしたら、付き合うに値しないものです。
ツイッタ―のフォロワ―は、適当に作られたアカウントを使えば簡単に増やせますからね。
自分が不利になると、激昂したりして、感情での揺さぶりを仕掛ける
僕自身、記憶に残っているのは、アントニオ猪木さん。
猪木さんが詐欺師、とは言いませんが、かつて記者会見で、突然、怒鳴りだしたのは、典型的な、あれな戦術かなと。
激昂したり、泣いたり、あるいは、突然、人情話し(僕は死んでも嘘はつけない人間です、と言った詐欺師がいました)をするのも、詐欺師の特徴のひとつ、です。
被害者意識を装う
アンチから攻撃にあっている、とか、しまいには、国家から狙われている、など、荒唐無稽な被害者話を持ち出すのも特徴です。
オウム真理教もそうでしたね。
国家から迫害されている、みたいな言説を繰り返していました。
意味ない所で弁護士を使う
弁護士が書いた書面だからと言って、事実が書かれている証明ではありません。
あくまで、依頼者が言った事が真実だ、という前提で意見書など作成出来ますし、後で嘘がばれても弁護士は免責されますので、喜んでこのような仕事を受ける弁護士がいるわけ、です。
ところが、法律に詳しくない一般の人は、弁護士からお手紙が来ただけで、震えあがってしまい勝ちです。
さらに、名誉棄損で訴訟を起こす、と脅かしては来ますが、実際には殆ど行動はしないものです。
なぜなら、本当に裁判になったら、自身の悪事が洗いざらい明るみになってしまいますから。
ですから、ほとんどが、単なる脅迫、の意味合いでしかないのです。
一方、返金請求とか、本気で闘いたい、ということであれば、単独ではなく、同じような元会員、とかで仲間を組んで共同訴訟にした方が、詐欺師にとっては痛手となる場合が多く、有利です。
寄付とか慈善団体をしきりに強調する
これも定番です。
ひどい場合には、そういった財団にはお金は流れているが、ほとんどが使途不明金になっている、というケースもあります。
寄付、慈善活動名目に、ひとたびお金を集められたら、あまりにボロ儲け過ぎて、普通のビジネスなど出来なくなるようです。
投資としてお金を集める→配当出す必要
寄付として集める→適当な活動報告書を出せば返金不要、監査も何も無し
という感じで、慈善活動どころか、真逆で不正のツールになっているのです。
どこかに反社会性、ルール違反を平気でやっていることへの、認識ギャップが垣間見えてしまう
例えば、
このツールは、グーグル社の規約に抵触しないよう、最新テクノロジーを活用
みたいに宣伝するのですが、結局は脱法行為というか脱ルール行為だったりするものです。
こういう香ばしさが漂って来てしまうものです。
いくら、慈善行為でオブラートしていても、元から備わっている、ルールや法律の裏をかくような、”お行儀の悪さ”が、垣間見えてしまうのです。
いくら、丁寧な言葉遣いで取り繕っていても、ひょんなところで、高校時代のヤンキーが出てしまい、眉間にしわ寄せて、ゴルァ、みたいな人って、いますよね 笑
必ず、そんな所が見えるものです。
この人、なんかおかしいかも?と思った時に、やってはいけないこと
同じオンラインサロンや高額塾の会員に相談する
カルトみたいな状態の可能性もありますので、そこの会員(仲間)に相談でもしたら、逆に、本部から脅かされる、みたいな恐れがあります。
よほど、確信が持てる前の段階で、さらけ出すのは控えましょう。
危険です。
家族か昔からの親友に相談しましょう
このような、カルト的なオンラインサロンとかスクール、高額塾にはまってしまう人に多いのが、家族と疎遠がちだったり、友達付き合いが薄くなっていることです。
だから、周りに、自分の変化に気付いてくれる人がいなくて、どんどん、深みにはまっていくのです。
ぜひ、昔から自分を知ってくれている人に、相談してみましょう。
あなたの苦しみを理解してくれますよ。
詐欺師、カルトの手法 ⇒ 家族や親友との関係を引き裂き、自分への依存度を高める
高額塾でもカルト宗教でも、共通するのは、
既存の人間関係を否定して、カルトを絶対視させる
ということです。
典型例が、X JAPAN のTOSHI さんです。
洗脳当時のテレビ映像を見ると、ぞっとしますよね。
完全に、目がいっちゃってましたから。
ですから、家族を否定するような言動がある人物、団体は注意しましょう。
まとめ:詐欺師に引っ掛かるのは、自分の心に付け入るスキが出来た時です
家族や身近な友達に、泣きついたり、頼ったりするのは、大事ですよ。
世の中、ひとりだけで解決することなんて、ありません。
そんな時、会ったこともない人やオンラインサロンに救いを求めるのではなく、身近な人に連絡しましょう。