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ブラック企業を辞めたい人のストレスない退職方法【逃げるが善】

2020年7月28日

転職

 

転職

ブラック企業に勤めていて毎日が辛い。辞めたいとは思っているけど、勇気が出ず、ずるずると日々を過ごしているが、精神的に負担が少ない退職方法を知りたい。

40歳でセミリタイアするまで、18年間のサラリーマン生活で、6回の転職経験ある僕が、精神的な負担は少なく退職できる方法を解説します。書かれている内容の通り実行すれば、明るい将来に向けて人生をリセットできますよ。

くりさん

 

Contents

ブラック企業を退職する方法

汗

ブラック企業からのストレス少ない辞め方の紹介

 

①雇用契約書の内容を確認する(雇用期間の定めがあるかを確認する)

雇用期間の定めがない場合には、民法で以下のように定められており、

2週間で退職できる、ということです。

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。

この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

(民法627条1項)

就業規則は1ヵ月前⇒法律が優先されます

確かに就業規則には1ヵ月前と定めている会社が多いです。

でも、万が一、法的に争う状態となった場合、優先されるのは法律です。

 

もちろん、1ヵ月前までに退職届を出せるなら、その方がベターです。

退社日までに引継書類を作成、提出したり、有休消化も出来ます。

 

一方、期間の定めのある雇用契約(有期雇用)の場合には、原則、契約日まで退職できない、とされていますので、確認が必要です。

ただし、下記の条文があります。

 

当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。

この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。

(民法628条)

 

やむを得ない事由がある場合には、すぐに退職が認められる、ということですが、条文には具体的に明記されていません。

 

実際には心配には及ばない(脅しだけで終わる)のですが、契約途中での退職は、会社から損害賠償請求される可能性は法的にはあります。

 

実際のところ、会社側も、未払い残業代や違法労働行為の追及をされたくないというのが本心ですから、脅しだけで終わるのがほとんどでしょう。

 

ただし、自分でも不明点が多いし不安という場合には、退職代行サービスの利用が有効です。このあたりの手続きを全て代行してくれます。

弁護士が対応してくれる退職代行です

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万が一、雇用契約書自体がないとか、期限が明記されていない場合には、

「期間の定めのない雇用契約」

として進めてしまえば良いです。

 

②会社(上司)に退職意思を伝える⇒まともな会社なら、これで解決しますが、ブラックすぎる会社ならば、このステップは省略です

"辞められない”ということの大部分は、実際の所、社員の側の思い込みによるもので、きっぱりと退職意思を示したら、上司や会社は(渋々であっても)受け入れるものです。

ですから、上司か人事担当者に、

 

まずは口頭で退職意思を伝達する

 

これで、スムーズに退社手続きの指示が来るならば、次の部分は読まなくて大丈夫です。

会社にしたがっていけば良いだけです。

 

一方、口頭で言ったら、何されるかわからない、という場合には、いきなり、次からが良いですね。

 

③退職届を会社に提出する:退職の2週間前まで

 

後でもめる可能性を感じるなら、

 

配達証明付き内容証明郵便

 

で会社に送るのが必要です。

退職届を提出しても、揉み消されたり、知らんぷりされる恐れがあるのならが、ちゅうちょせず、内容証明を出せばいいです。

 

古臭い上司だと、

なぜ、面と向かって言えない!

 

と激高するかも、ですが、相手が信用できないから、面と向かわない訳で、全く問題無しです。

 

相手の土俵に乗らない

 

のが大事です。

 

 

引き留め工作された場合の対処方法

面談音声は録画しておく

退職の意思表示のあと、個人面談に呼ばれたら、必ず、スマホのIC録音機能を利用しましょう。

万が一の時、上司の暴言などを証拠化できて有用です。

 

退職代行会社に一任するのも負担軽減になります

日々のブラック労働で精神的に参ってしまっていて、会社と戦うなんてムリ、という方も多いでしょう。

その場合には、退職代行会社に手続きを一任するのがベストです。

もし、明日から出社もしたくない、という要望にも対応してくれます。

 

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ブラック企業=違法企業だと認識することが大事です

ブラック企業という言葉は外国にはありません

BLACK COMPANYと言っても、アメリカなど外国では全く通じません。

そもそも、カタカナ英語の日本でしか使われていない用語だから、です。

ジャパンタイムズでは、

exploitative enterprise (労働者から搾取する企業)

と表現していました。

 

労働法規の基本はおさえましょう

多くの日本人がブラック企業に泣き寝入りしている原因は、

労働基準法などの労働法規の理解不足

です。

例えば、いわゆる労働条件というものは、労働基準法で明確に定められています。

労働基準法の代表的条項

・労働時間について:労働基準法32条

・賃金不払い:労働基準法第24条

・休日の規定:労働基準法第35条

・時間外、休日及び深夜の割増賃金:労働基準法第37条

そして、このような労働法規に加えて、

 

会社ごとの就業規則

 

があるのです。

労働基準法第106条では、就業規則について次のように定めています。

使用者は、就業規則を、常時各作業場の見やすい場所へ掲示し、または備え付けること、書面を交付することその他の厚生労働省令で定める方法によって、労働者に周知させなければならない

 

ブラック企業の中には、まともに就業規則も整備されていない会社もあるかもしれません。

その場合には、退社の意思表示の前に、人事担当者に閲覧を求めてみるのもありかもしれませんね。

 

会社から借金を返済しろ!と言われたら?

会社に対して借金があって、退社させてもらえない、

というのも良く聞きますが、

労働基準法では、会社は社員の借金を理由に、社員の退職(辞職)を拒否して社員の身分を拘束することを禁じています。

そもそも、借金自体がいわれないものの場合もありますし、退職後に返済することも可能ですので、退職代行会社や弁護士に一任するのをおすすめします。

 

損害賠償⇒ほとんどハッタリ、です

 

また、退職の意思表示をしたら、会社から、

 

”それなら、損害賠償請求するぞ!”

 

と言われる、とおびえている人もいるかと思いますが、心配いりません。

「労働契約の不履行についての違約金の定めや損害賠償の予定」は禁止

(労働基準法16条)

 

雇用契約で、退職時に、違約金や損害賠償請求する事は労働基準法で禁止されています。

また、備品や車両などを壊したから、辞めるなら損害賠償請求、というのも、殆どが違法なものです。

①労働者に故意または重過失がなければならないこと

②故意または重過失があったとしても、すべての損害を賠償する必要はないこと

故意または重過失ではない、ということは、いわゆる、うっかりミスの場合には、そもそも、社員が賠償責任を負う必要はないのです。

 

このあたりも、万が一、会社側の態度が度を超えているのであれば、面倒であれば、退職代行会社や弁護士に一任した方が良いですね。

 

でも、

くりさん
”それって、法的に根拠無いですよね”

 

と言い返すだけでも、上司はかなりビビるものですよ 笑

 

 

辞めるのが出来るのはわかったけど、気になること

上司に怒られる

転職を繰り返すと不利になる⇒違法企業だった、と堂々と言えば良いです

昔と異なり、現在では、ブラック企業は社会問題です。

”ブラック企業、違法行為を継続している企業で働きたくなかった”

と率直に話せば良いことです。

(逆説的ですが、これを言うことで、次以降、ブラック企業に採用される可能性が低くなり、メリットになります)

 

 

せっかく入社したのだから、長く勤めた実績作った方がいいのでは?

ブラック企業で働き続ける方が、マイナスのキャリアになる

ブラック企業=違法行為をしている企業ですから、そこで長く働いていると、世間一般の合法企業と、意識のギャップが出てきます。

あとは、言葉づかいや雰囲気も明らかに違ってくるものです。

1日中、怪しげなテレアポを何年もやっていた人は、常に、怪しげな口調で話すようになるものです。

消費者金融の元社員から多数の求職応募がありましたが、、、

サービス業の会社員時代、消費者金融業界の大リストラがあり、沢山の応募が来て、何人か採用面接したのですが、自己PRの内容が凄かったです、、、

元消費者金融社員の自己PR内容

 

・ブラック企業にずっといたので、部下の教育には自信あります

・返済遅延している客への取り立てが得意で、客が嫌がることでもなんでもかまわず、やり遂げます。

こんな感じで、当時の会社では高級ホテルのようなサービス水準を目指していたので、このような“強面”の方々は不適格だと痛感させられました。

ブラック企業で働き続けても、キャリアアップにはならない、ということです。

 

同僚に迷惑かけたくない

そう思うということは、優しくて真面目な生活ゆえ、なのですが、ブラック企業は、そうした人の心理に付け込んでくるのです。

そもそも、辞めたい、と思われる状態にした会社に責任がありますので、あなたは、この点で気に病む必要は全くありません。

仮に、上司から、”残された社員の事を考えているのか!”

と詰められたら、

それは会社の仕事ですよね

と、さらっと言えばいいだけ、です。

 

逃げるは善です

前向き

自分が力を発揮できない会社からは、逃げるのが善。全く悪ではありません。

”ここで逃げたら一生、どこでも通用しないぞ”

というのは、辞められると都合が悪い上司のトークでしかありませんし、もちろん、あなたの将来を真剣に考えていることは1ミリもありません。

 

あなた自身が生き生きと活動できる場に移ることが最重要です。

 

当面の生活をどうするか?

将来設計

実家に戻るなど、支出削減をする

したら、最後の給料をもらってからは、次の仕事につくまで無収入状態となります。

ある程度の貯金があるなら問題ないですが、無い場合には、実家に戻って、家賃負担をゼロにする、など、支出削減に努めましょう。

絶対ダメなのは、一発逆点狙いの投資や儲け話に乗る事

このようなタイミングで、SNSなどで勧誘されるものですが、絶対に乗ってはいけません。

このようなものに、30万円とか50万円を投じて、さらに現金がない場合にクレジットカードの枠で参加したら、それは借金になります。

 

 

次の転職をどうするか?

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まずは、転職エージェントに登録、相談しましょう

転職会社の担当者との会話の中で、自分にあった新しい職場が見付かる可能性は大いにあります。

有名どころに登録すればいいです。

まずは、最大手に登録しましょう!

 

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もし余裕あるなら、転職先が見付かるまで、今の会社で在籍して給料をもらいましょう(無理しない範囲で)

この記事を読んだ結果、

これなら、いつでも辞められることが分かったから、もう少し、会社にいてもいいかな

と思えるなら、無理は禁物ですが、次の仕事が見付かるまで、今の会社から給料をもらうのは、良い手段です。

以上、少しでも、この記事が、ブラック企業で苦しんでいる方のお役に立てばうれしく思います!

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